舞台は紀元前の中国。
秦による中華統一からわずか二年後、時代は再び大きなうねりの中へと突入していきます。
この物語では、後に漢王朝の建国を陰で支えることになる天才軍師・張良の生涯が描かれています。
「月刊少年マガジン」にて2016年4月号から2023年1月号まで連載された本作は、全25巻で完結済みです。
「項羽と劉邦」という有名な歴史を、張良という一人の人物の視点から再構築するという斬新な切り口が、とても印象的です。
一般的な歴史物語では、項羽や劉邦が主役として語られることが多い中、本作は知略と信念を武器に乱世を生き抜いた軍師・張良の内面に深く迫ります。
策略の背後にある葛藤や、時に揺れる心情、人間としての魅力に焦点を当てた描写が、本作の特徴のひとつとなっています。
僕がこの作品に強く惹かれた理由は、「キングダム」のファンとして、中国統一を果たした秦のその後がどう描かれるのかに関心があったからです。
とくに、楚漢戦争という中国史の中でも劇的な時代を、張良という希代の軍師の目を通してどう語るのかが気になりました。
史実に忠実な考証を軸にしつつ、創作キャラクターや大胆な解釈を加えることで、歴史の重みと物語としての面白さを両立させています。
この漫画は、歴史の追体験にとどまらず、「リーダーとは何か」「知恵とはどう使うべきか」といった、現代にも通じる普遍的な問いを投げかけてくるのです。
この記事では、漫画「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」のあらすじや登場人物、作品ならではの魅力について、ネタバレを避けながら紹介します。
本の情報

| コミックス発売期間 | 2016年9月~2023年2月 |
| 著者 | 川原 正敏 |
| 出版社名 | 講談社 |
| 発行形態 | コミックス |
| 巻数 | 全25巻 |
| 価格 | 500円~600円超(税込)の巻あり |
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」のあらすじ
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」は、激動の時代を舞台に、軍師・張良の生き様を描いた歴史漫画です。
物語は、秦の始皇帝が中国全土を統一してから2年後、紀元前219年に始まります。
主人公の張良は、故郷である韓を滅ぼされたことに強い怒りを抱き、始皇帝への復讐を決意します。
そのために旅に出て、張良は旅の途中、”黄石”という名の赤子を拾い、また”窮奇”名乗る怪力無双の武人と出会い、仲間に迎えます。
やがて張良たちは、始皇帝が各地を巡る旅の途中である博浪沙の地で、鉄の槌を使った襲撃を仕掛けます。
しかし、惜しくもその計画は失敗し、命からがら逃れることになります。
彼らは身を隠すため、下邳という町にたどり着き、復讐の再挑戦を静かに待ちます。
そんな中、始皇帝が崩御したことをきっかけに、巨大な秦帝国の支配体制に綻びが生じ、各地で反乱が勃発します。
陳勝と呉広による蜂起をきっかけに、項梁・項羽や劉邦らも歴史の表舞台に登場し、秦への反乱がさらに拡大していきます。
この混乱の中、張良は自らの知略と仲間たちの力を頼りに、やがて劉邦と出会い、その器量を見出して彼の軍師となることを決意します。
一見すると器の小さそうな男ではありましたが、張良は彼の中に「龍」たりうる可能性を見出し、その軍師となることを決意します。
劉邦軍は当初、兵力が少なく苦戦していましたが、張良が軍師として加わることでその知略を活かし、徐々に勢力を拡大。
やがては強大な項羽軍とも対等に渡り合える存在へと成長していきます。
天才軍師・張良の計略と、どこか憎めない劉邦の人間味、そして項羽の圧倒的な戦力。
この三者が織りなす壮大な楚漢戦争の幕が、ここから静かに、そして確実に開かれていくのです。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」の登場人物紹介

張良(ちょうりょう)
この物語の主人公であり、韓の貴族出身の青年です。
滅ぼされた故国への強い思いから始皇帝への復讐を胸に旅に出ます。
冷静沈着な性格で、状況を的確に見極める天才軍師として描かれます。
時には非情な判断も下しますが、それは時代を勝ち抜くためのもの。
やがて劉邦と出会い、その器量や人柄、黄石の導きもあって軍師として仕える道を選びます。
数々の苦境を智謀で乗り越え、漢王朝成立に大きな役割を果たす重要な功労者として描かれています。
劉邦(りゅうほう)
後に漢の初代皇帝となる人物です。
物語の初期では、沛の町で暮らす、威厳には欠けるものの人を惹きつける不思議な魅力を持つ存在として描かれます。
広い心と人を許す器の大きさが特徴で、蕭何や韓信など優れた人材が集まります。
張良は劉邦の器量を認めながらも「愚かな龍」と評しますが、その不器用さが逆に人の共感を呼ぶ描写もあります。
作中では、強さと孤高の項羽と対照的なリーダー像として描かれています。
項羽(こうう)
劉邦の最大の宿敵であり、「覇王」の名で恐れられる楚の猛将です。
武力において圧倒的な強さを持ち、戦場ではまさに鬼神の如く振る舞います。
その力ゆえに周囲の意見に耳を貸さず、時に過激な行動に出ることも描かれます。
誇り高くまっすぐ、時に単純な性格でありながら人間らしい魅力も感じさせる存在です。
張良の策と劉邦の人望が、項羽という圧倒的な「武」にどう立ち向かうのか?
その駆け引きが本作の見どころのひとつとなっています。
黄石(こうせき)
張良が旅の途中で出会い、育てることになる不思議な幼女です。
言葉を話すことはできませんが、相手の本質を一言で見抜き、張良の進むべき道を示す描写があります。
その存在には多くの謎があり、史実の「黄石公」伝承をモチーフとしながらも、本作独自の設定が施されています。
張良にとっては家族のような大切な存在です。
窮奇(きゅうき)
張良が東の地で出会う、謎に包まれた男です。 その名前は、中国神話に登場する怪物「四凶」のひとつに由来しています。
驚異的な戦闘能力を持ち、張良の護衛や密命を担う者として、さまざまな戦場で活躍します。
寡黙で過去も不明ですが、張良に対しては深い忠誠心を持っていて、まさに知略を支える「武」の存在です。
史実では語られなかった部分を埋める役割を果たしていて、本作ならではの創作性が光る人物でもあります。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」をネットで調べた他の読者の声

「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」には、漫画好きや歴史に関心のある読者から、多くの反響が寄せられています。
ネット上の感想を調べてみると、とくに印象的だったのは以下のような声でした。
まず目立ったのが、「史実と創作のバランスが見事」という意見です。
よく知られる「項羽と劉邦」の物語を軸にしながらも、作者独自の視点で物語が展開していて、歴史の中にある“もしも”を感じさせる内容に仕上がっています。
「項羽や劉邦だけでなく、”黄石”や”窮奇”といった創作キャラクターが自然に物語に溶け込んでいて、まったく違和感がない」「史実を丁寧に押さえているからこそ、創作部分が引き立つ。作者の歴史への敬意が伝わってくる」そんな声が多く見られました。
次に多かったのは、「張良の人物像がとてもリアル」という感想です。
天才軍師というと、どこか非現実的で遠い存在として描かれがちですが、この作品では彼の弱さや迷いまでしっかりと描かれています。
「非情な決断をする場面でも、その裏にある葛藤が描かれていて胸に刺さる」「ただの知略家ではなく、悩み、苦しみ、それでも信じる者を支え続ける姿に心を動かされた」こうした感情のこもった感想が数多く寄せられていました。
また、「劉邦と項羽の描き方が新鮮だった」という意見も印象的です。
劉邦については、その人間くさい弱さや、周囲に人が集まってくる不思議な魅力が丁寧に描かれていて、「なぜ彼が天下を取れたのか?」に説得力を与えています。
一方で項羽も、ただの“強い敵”として描かれるのではなく、その誇りの高さや孤独に共感する声もありました。
「敵なのに項羽にも惹かれてしまう」「強さゆえの悲劇が胸を打つ」そんな意見も見られます。
全体を通して、多くの読者が口にしていたのは「登場人物それぞれの描写が立体的」ということです。
誰が正義で誰が悪という単純な構図ではなく、どの人物にも信念や葛藤があり、その生き様に引き込まれてしまう。
それがこの作品の大きな魅力になっているようです。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」の評価と感想

最初に感じたのは、物語全体の構成と、張良が繰り出す心理戦・頭脳戦の描写の完成度の高さです。
とくに印象に残ったのは、張良が不利な状況を逆手に取り、戦局を覆していく場面の数々です。
敵の裏を読み、味方の力を的確に引き出し、時には自らの身を危険に晒しながらも勝利へと導いていく姿に、何度も手に汗を握りました。
「「四面楚歌」や「背水の陣」といった故事成語が生まれる背景が、臨場感をもって描かれる点も魅力のひとつです。
歴史の結末がわかっているのに、「この場面、張良はどう切り抜けるのか?」と、次のページをめくらずにはいられなくなります。
もうひとつ心をつかまれたのは、登場人物たちの描き方です。
川原正敏先生が生み出すキャラクターは、単なる善悪では語れない複雑さを持っています。
張良でさえ、目的を達成するためには冷徹な決断を下しますし、劉邦は英雄でありながら、情けない姿や弱さを何度も見せます。
項羽にいたっては、敵として描かれながらも「彼なりの誇りや正義」がしっかりと描かれていて、ただの悪役としては収まりません。
このように、人物一人ひとりが立体的に描かれていることで、読者は感情を重ねやすくなり、彼らの運命を見届けたくなるのです。
とくに印象的だったのが、張良、黄石、窮奇の3人による関係性です。
史実には登場しない創作キャラクターである黄石と窮奇は、過酷な時代を生きる張良にとって、支えであり、心のよりどころでもあります。
この三人の絆は、物語の中で静かな温もりをもたらしていて、読み進めるうえでの大きな支えになりました。
一方で、気になる点があるとすれば、物語の序盤が少しゆっくり進むように感じられるかもしれません。
また、中国史に特有の人名や複雑な人間関係は、歴史漫画に慣れていない方にとって、やや敷居が高く感じる可能性があります。
それでも主要な登場人物が出そろい、人間関係が見えてくる頃には、一気に物語が加速し、楚漢戦争という大きなうねりに呑み込まれていきます。
全体を通して、歴史への深い理解と敬意をベースに、漫画としての面白さや読み応えをしっかりと両立させた作品です。
読み応えのある歴史漫画を好む方には、とくにオススメできる作品です。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」のオススメの読者層

「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」は、史実と創作のバランスを大切にしながら、濃密な人間ドラマを描き出す歴史漫画です。
張良という一人の軍師を軸に、時代の激流に飲み込まれながらも信念を貫く人々の姿を、濃密な人間ドラマとして描き出しています。
そのため、読む人によって感じる魅力が異なるのも、この作品の深みのひとつです。
以下に当てはまる方には、とくにオススメしたい一冊です。
- 中国史や歴史の流れを物語として楽しみたい方
「項羽と劉邦」の時代背景を丁寧に描きながらも、ただの年表ではなく、生きた人物たちの視点で歴史を体験できます。
張良の目を通して、秦の崩壊から漢の誕生へと至る激動の時代を、臨場感たっぷりに追うことができます。
「キングダム」などの歴史大作が好きな方にとっても、読み応えのある内容です。 - 戦略や知略に興味がある方
主人公・張良は、剣ではなく「知恵」で戦う軍師です。 敵の心理を読み、状況を分析し、わずかな可能性に賭けるその姿には、思わず引き込まれてしまいます。
組織を支える「縁の下の力持ち」や、「ナンバー2」の役割に共感できる方にも響く内容です。 - 人間の弱さや葛藤に共感したい方
登場人物たちは皆、完全無欠な英雄ではありません。
劉邦の情けない姿、項羽の不器用な誇り、張良の冷静さの裏にある迷い。
どの人物も、人としてのリアルな感情を抱えています。
「強さ」だけでなく「脆さ」や「矛盾」にも目を向けたい方には、深く刺さる物語です。
こうしたテーマに関心のある方は、きっとこの作品の魅力に気づくはずです。
まずは第一巻を手に取り、張良たちの歩んだ道を一緒にたどってみてください。
彼らの葛藤と決断の先に、きっと心を動かすものがあるはずです。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」をチェックする
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」を読んだ方にオススメの類似漫画の紹介

「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」を読んで、その世界観や人物描写、戦略的な駆け引きに引き込まれた方は多いのではないでしょうか?
そんな読者の方に向けて、作品の魅力と共通点を持つ、読み応えある歴史漫画をご紹介します。
以下の作品は、とくに「龍帥の翼」を気に入った方にオススメできる内容となっています。
- 「キングダム」 原泰久(集英社)
古代中国・春秋戦国時代を舞台に、大将軍を目指す少年・信と、後の始皇帝となる政の活躍を描いた超大作です。
「龍帥の翼」で描かれる時代よりも少し前の物語ですが、国と国との激しい戦い、登場人物たちの成長、知略と武力のせめぎ合いなど、共通点が多くあります。
「キングダム」→「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」と読むことで、秦の誕生から滅亡、そして楚漢戦争へと続く一連の歴史の流れをより深く理解できるでしょう。 - 「ヒストリエ」 岩明均(講談社)
舞台は古代ギリシア。アレキサンダー大王に仕えた書記官エウメネスの半生を描く物語です。
主人公が「武」ではなく「知」によって歴史に名を刻むという点で、張良との共通性があります。
史実の空白を独自の考察と大胆な想像力で補いながら、緻密なストーリーテリングで読者を引き込む作風は、知的好奇心を刺激したい方にぴったりです。 - 「項羽と劉邦」 横山光輝(潮出版社)
「項羽と劉邦」の物語を、歴史漫画の巨匠・横山光輝が丁寧に描き切った名作です。
「龍帥の翼」では張良の視点から語られた楚漢戦争を、こちらでは項羽と劉邦両者に焦点を当てて物語が展開します。
両作品を読み比べることで、同じ歴史を異なる角度から味わう楽しみが広がるでしょう。
これらの作品は、それぞれが独自の切り口で歴史の魅力を描いていて、「龍帥の翼」で感じた面白さや知的な興奮を、さらに広げてくれるはずです。
気になった作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。新たな歴史の旅が、きっとあなたを待っています。
著者について

「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」の世界を描いた川原正敏先生は、1960年8月17日生まれ。
広島県三原市のご出身で、1985年に「月刊少年マガジン」で漫画家デビューを果たして以来、長年にわたり第一線で活躍されてきた実力派作家です。
その名を一躍知らしめたのは、1987年から連載された「修羅の門」シリーズです。
この作品では、古武術「陸奥圓明流」の継承者・陸奥九十九の戦いが描かれ、格闘漫画の新たな境地を開きました。
「修羅の門」(本編)の累計発行部数は三千万部を突破し、1990年には第十四回講談社漫画賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
その後も、壮大な海の冒険を描いた「海皇紀」や、「修羅の門」の外伝にあたる「修羅の刻」など、さまざまなヒット作を世に送り出してきました。
川原正敏作品には、徹底した取材や緻密な世界観、人間心理のリアルな描写がしばしば高く評価されています。
「龍帥の翼」でも、その持ち味は健在です。
膨大な歴史資料を基に事実を読み解き、その行間を巧みに想像力で補いながら、物語を力強く編み上げていく筆致には、ベテラン作家ならではの深みがあります。
さらに、単行本の巻末に収録されている作者あとがきでは、各話に込められた歴史的背景や創作の意図が詳しく語られています。
本編を読んだあとに目を通すことで、物語に対する理解と感動がいっそう深まるでしょう。
川原正敏という作家の信念と情熱が、この作品の奥行きを支えているのです。
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」のよくある質問

- この漫画は歴史的に正確なのですか?
- 物語の土台となっているのは、司馬遷による「史記」をはじめとする正史です。
作者の川原正敏先生は、歴史考証を非常に重視しており、登場人物の言動だけでなく、当時の文化・兵器・戦術に至るまで、できるかぎり史実に基づいて描いています。
ただし本作は、あくまで漫画という読み物です。
読者を引き込む物語としての面白さを追求するために、史実の空白部分には創作が加えられています。
黄石や窮奇といったオリジナルの登場人物もその一例であり、物語の深みとドラマ性を高める役割を担っています。
歴史の大きな流れを押さえながらも、「もしもこうだったら?」という創造の余地がある点が、この作品の魅力です。
歴史とフィクションが融合した世界を、ぜひ楽しんでみてください。
- 中国史の知識がなくても読めますか?
- はい、事前の知識がなくても問題ありません。
本作では登場人物や背景に関して、物語の進行に合わせて丁寧な説明が用意されているため、中国史に詳しくない方でも無理なく読み進めることができます。
また、主人公である張良の視点で物語が展開されていくため、読者も張良と同じ立場で時代を体験するような感覚を得られます。
もちろん、項羽や劉邦の物語に関する基本的な知識があると、より深く理解できる部分もありますが、それはあくまで「より楽しめる」要素の一つです。
知識がない方も、まずは気軽に一巻から手に取ってみることをオススメします。
まとめ
「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」は、古代中国の激動の時代を、天才軍師・張良の視点から描いた壮大な歴史物語です。
単なる史実の再現にとどまらず、創作と歴史が見事に融合し、読者を深く引き込む魅力に満ちた作品となっています。
作品の魅力を、以下のように整理しました。
- 司馬遷の「史記」を基にした確かな歴史考証に、黄石や窮奇といった創作要素が加わり、歴史を知る人にも知らない人にも楽しめる構成になっている
- 張良の冷静な知略、劉邦の人間味、項羽の圧倒的な武力と誇りなど、登場人物たちの多面的な魅力が描かれていて、誰か一人には必ず心を動かされる
- 知恵で劣勢を覆していく戦略の展開は緊張感に満ちていて、頭脳戦が好きな方にとっては、とくに大きな見どころとなっている
- ただの英雄譚ではなく、信念と葛藤を抱える人間としての姿が丁寧に描かれていて、物語の中に現代にも通じるリーダー像や生き方のヒントが込められている
知恵と覚悟を武器に、歴史の大きなうねりに立ち向かった一人の男の生き様。
それを、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください。
歴史漫画という枠を超えた感動と学びが、きっとそこにあります。
この傑作を、自信を持ってオススメします。
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