2019年、2020年と2シーズンにわたって放送されたテレビドラマ「ルパンの娘」。
この物語は、泥棒一家「Lの一族」の娘・三雲華と、警察一家に育った青年・桜庭和馬との恋を描いた作品です。
正反対の立場に生まれたふたりが織りなす恋模様と、個性豊かなキャラクターたちの活躍が話題を呼び、多くの視聴者を魅了しました。
そして今回、ついに「ルパンの娘」が映画となって帰ってきます。
ふたりは数々の困難を乗り越えて結婚し、娘・杏にも恵まれ、家族としての生活を築いてきました。
泥棒と警察という複雑な背景を抱えながらも、ふたりは新たな日常を歩み始めています。
映画では、そんな華と和馬、そして「Lの一族」を取り巻く状況が再び大きく動き出します。
物語の舞台となるのは、異国情緒あふれる架空の国「ディーベンブルク王国」。
華の父・三雲尊を中心に、一族が何を企んでいるのか?その全貌は次第に明かされていきます。
さらに、これまで語られてこなかった「Lの一族」の秘密にも迫る展開に。
華の叔母である玲の登場も加わり、物語はさらに深みを増していきます。
本作には、ドラマでおなじみのキャラクターたちが再集結。
歌やダンス、迫力あるアクションが随所に盛り込まれた、特別なエンターテインメントがスクリーンいっぱいに広がります。
シリーズのファンはもちろん、初めて「ルパンの娘」に触れる方にも十分楽しめる内容です。
この記事では、映画「ルパンの娘」の基本情報をはじめ、あらすじ、登場人物、出演者の魅力、制作スタッフのこだわりまで詳しくご紹介します。
華と和馬、そして「Lの一族」の行く先には、どのような未来が待っているのでしょうか。
笑いと感動、驚きに満ちた心あたたまる物語を、ぜひ劇場で体験してください。
映画「ルパンの娘」の基本情報

公開日 | 2021年10月15日 |
監督 | 武内英樹 |
脚本 | 徳永友一 |
原作 | 横関大「ルパンの娘」シリーズ(講談社文庫ほか) |
主要キャスト | 深田恭子(三雲華)、瀬戸康史(桜庭和馬)、橋本環奈(北条美雲)、小沢真珠(三雲悦子)、栗原類(三雲渉)、どんぐり(三雲マツ)、観月ありさ(三雲玲)、渡部篤郎(三雲尊) |
ジャンル | コメディ、アクション、ラブストーリー、サスペンス、ミステリー |
上映時間 | 110分 |
配給会社 | 東映 |
主題歌 | サカナクション「ショック!」 |
映画「ルパンの娘」のあらすじ
泥棒一家「Lの一族」に生まれた娘・三雲華は、家業とは正反対の平穏な生活を望み、図書館司書として働いていました。
ところが運命は皮肉なもので、彼女が恋に落ちた相手は、代々警察官の家系に生まれた桜庭和馬。
互いの素性を知ってもなお、ふたりの愛は揺らぐことなく、多くの困難を乗り越えて結ばれ、事実婚の日々を過ごしています。
やがて最愛の娘・杏も誕生し、泥棒一家と警察一家という複雑な家族関係の中で、にぎやかで幸せな毎日を送っていました。
そんなある日、華の父・三雲尊が突然「泥棒引退」を宣言します。
そして、これまでの迷惑を詫びる意味を込めて、華と和馬に遅めの新婚旅行をプレゼントするのでした。
訪れた先は、異国情緒ただようディーベンブルク王国。
しかしそこには、なぜかLの一族の姿も。
実はこの旅行こそ、尊が仕組んだ「Lの一族最後の大仕事」だったのです。
旅の目的は、この国に眠る伝説のお宝を盗み出すこと。
華は呆れながらも、父の計画に巻き込まれていきます。
ところがその夜、娘・杏が何者かによって誘拐されてしまいます。
犯人たちの要求は、王国に隠された「伝説の王冠」。
愛する娘を助けるため、華は再び封印していた泥棒スーツに身を包む決意を固めます。
しかしその裏では、Lの一族を根絶やしにしようと目論む謎の敵“JOKER”による、恐るべき罠が張り巡らされていたのです。
家族を守るため、そして大切なものを取り戻すために、華は最大の闘いへと身を投じていきます。
愛と笑い、そしてアクションが詰まったこの物語が、どのような結末を迎えるのか?
映画「ルパンの娘」のキャスト・キャラクター紹介
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深田恭子(三雲華役)
本作の主人公・三雲華は、代々泥棒を生業としてきた「Lの一族」の娘。
しかし家業に背を向け、図書館司書として静かな日々を望んでいます。
華は優れた身体能力を持ちながらも、繊細で思いやりのある性格。
とくに家族への愛情が深く、その葛藤が物語に切なさと温かさをもたらします。
深田恭子は、華の強さとやさしさを絶妙なバランスで演じ、観る者の心を惹きつけます。
瀬戸康史(桜庭和馬役)
桜庭和馬は、正義感あふれる警察官。
代々警察官を輩出してきた一家に生まれながらも、三雲華への一途な想いを貫き、家族や正義との間で葛藤します。
物語のなかでは、愛する人を守るため異国の地で奮闘する姿が印象的です。
瀬戸康史は、真面目で少し不器用な一面を持つ和馬を、誠実に演じ切っています。
とくにコミカルな場面と緊迫したシーンの演じ分けは見どころです。
橋本環奈(北条美雲役)
北条美雲は、名探偵の家系に生まれた聡明な女性。
ある過去をきっかけに「Lの一族」を追い続けていましたが、シリーズを通じて複雑な関係性が生まれていきます。
鋭い観察力と冷静な推理力で物語に緊張感をもたらす一方、コミカルな掛け合いにも注目です。
橋本環奈は、美雲の凛とした姿と愛らしさを絶妙に演じていて、作品の世界観にしっかりと溶け込んでいます。
渡部篤郎(三雲尊役)
三雲尊は華の父であり、“Lの一族”の頼れるリーダー。
美術品はもちろん、金持ちの邸宅に忍び込んでは高級食材を調達するなど美食家としての一面も持ち、その大胆かつ洗練された手口は一族を支えています。
今回の劇場版では、「泥棒引退」を宣言し、一族を新たな局面へと導いていきます。
渡部篤郎は、威厳とユーモアを併せ持つ尊というキャラクターに、深みと味わいを加えています。
映画「ルパンの娘」の監督・制作チームの紹介
映画「ルパンの娘」の世界観をつくり上げたのは、ドラマシリーズから引き続きメガホンを取った武内英樹監督です。
武内監督はフジテレビに所属し、これまでに「電車男」(2005年)や「のだめカンタービレ」(2006年)など、多くの話題作を手がけてきました。
テレビドラマだけでなく、映画界でもその手腕は高く評価されています。
とくに知られているのが「テルマエ・ロマエ」シリーズ(2012年/2014年)や「翔んで埼玉」シリーズ(2019年/2023年)。
どちらも観客を笑いと驚きで包み込む、独特の世界観とユーモアにあふれた作品として話題を呼びました。
これらの作品に共通するのは、奇抜な設定をあえて真面目に描き切ることで生まれる“本気の遊び心”。
今回の「ルパンの娘」にも、その手法が随所に活かされています。
脚本を手がけたのは徳永友一。
武内監督とは「翔んで埼玉」でも名コンビとして知られ、第43回日本アカデミー賞では最優秀監督賞・最優秀脚本賞をそろって受賞しています。
この実力派コンビの再タッグにより、本作のユニークで奥深いストーリーが形づくられました。
また、キャスティングにも監督のこだわりが光ります。
華の母・悦子役を演じる小沢真珠について、武内監督は「翔んで埼玉」で見せた突き抜けた演技に心を奪われ、強い想いで出演を依頼したと語っています。
こうした想いが詰まったキャスティングが、作品の魅力をさらに引き立てています。
信頼のおける制作陣と、監督が惚れ込んだ個性豊かな俳優陣。
その組み合わせこそが、「ルパンの娘」の世界観を唯一無二のものに仕上げているのです。
笑いと感動が同居するこの作品の背景には、そんなチームの情熱が込められています。
映画「ルパンの娘」の見どころ
映画ならではの迫力!スケールアップしたアクションとミュージカル
劇場版「ルパンの娘」の見どころのひとつは、映画ならではの壮大なスケール感です。
物語の舞台となる架空の国「ディーベンブルク王国」では、美しく壮麗な街並みや堅牢な城を背景に、ダイナミックなアクションが繰り広げられます。
Lの一族がそれぞれの特技を駆使しながら挑むミッションは、観る者にスリルと爽快感を与えてくれます。
とくに、細部にまでこだわったアクション演出は、まさに映画ならではの迫力。
映像美と緊張感のある展開が、物語をより引き立てています。
そして「ルパンの娘」といえば、忘れてはならないのが独特なミュージカル演出です。
登場人物たちの想いや葛藤が、歌とダンスを通してユーモラスかつ華やかに表現されます。
緊迫した場面でも突如として始まるミュージカルが、作品に軽やかなリズムをもたらし、観客を飽きさせません。
シリアスとコミカルが絶妙に交錯する演出が、シリーズを通して支持されてきた魅力です。
今回の劇場版でもその世界観は健在で、観る者を自然と笑顔にしてくれます。
ついに明かされるLの一族の秘密
今回の劇場版は、「Lの一族最後の大仕事」として描かれていて、長年にわたり伏せられていたLの一族の秘密がついに明らかになります。
なぜ三雲家は泥棒の道を選んだのか?
そして、かつて存在を消された伝説の泥棒・三雲玲(観月ありさ)が、なぜ今になって姿を現したのか?
これまで語られることのなかった過去や因縁が一つひとつ明かされていくことで、物語はコメディの枠を超え、家族の絆と運命を描く重厚なドラマへと展開します。
とくに注目したいのは、華と家族の深い絆や、これまで語られることのなかった一族の過去です。
明るく笑えるシーンが続くなかで、ふと訪れる感動的な場面に、思わず涙がこぼれる方も多いでしょう。
笑いと涙が交錯する本作は、ただのアクションやコメディにとどまらず、観る者の心に残る“家族の物語”として、強い印象を残します。
シリーズを観てきた方はもちろん、初めて触れる方にもぜひ観ていただきたい一本です。
映画「ルパンの娘」の考察とテーマ

「普通」とは何かを問いかける物語
劇場版「ルパンの娘」は、派手なアクションやコミカルな展開が話題を集める一方で、「家族の絆」という深いテーマが物語の根底に流れています。
本来であれば決して交わることのない、泥棒一家と警察一家。
正反対の立場にいる彼らが、互いにぶつかり合いながらも、次第に心を通わせ、強い絆を育んでいく姿が描かれています。
主人公の三雲華は、「泥棒の娘」としての運命を背負いながらも、普通の生活や幸せを願い続けてきました。
しかし物語が進むにつれ、彼女にとっての「本当の幸せ」とは何かが少しずつ見えてきます。
それは世間一般の「普通」に合わせることではなく、愛する家族とともに過ごす日々や、自分の宿命を受け入れる強さを持つことでした。
この作品は、家族とは血のつながりだけではなく、互いを思いやり、支え合う存在なのだと伝えてくれます。
過去や秘密を抱えていたとしても、心がつながっていれば、それは立派な「家族」である。
そんな温かなメッセージが込められた物語です。
盗むことができない“本当の宝物”
伝説の泥棒である「Lの一族」は、どんなに厳重に守られたお宝でも盗み出すことで知られています。
しかし、本作では物質的な宝物を超えた、もっと大切なものが何かを問いかける展開が描かれます。
物語の終盤では、主人公たちが手にするのは金銀財宝ではなく、家族への深い愛情や信頼。
敵対していた人物との間にも思わぬ絆が芽生える展開が描かれ、このテーマがいっそう印象づけられます。
派手な演出の裏にある、丁寧に描かれた人間関係。
笑いあり涙ありのストーリーの中で、観る者の心をそっとつかむのは、こうした“盗めない感情”こそが本作の真の魅力ではないでしょうか?
それぞれが抱える葛藤や選択が、観客自身の人生にも静かに問いかけてきます。
映画「ルパンの娘」は、笑いながらも心の奥に温もりを残す、そんな作品に仕上がっています。
映画「ルパンの娘」の評価と総評

劇場版「ルパンの娘」は、これまでのドラマシリーズを楽しんできた方はもちろん、初めてこの物語に触れる方でも十分に楽しめる内容となっています。
笑い、涙、ドキドキ、そして心温まる感動。
さまざまな要素が見事に組み合わさった、まさに“極上の娯楽作品”といえるでしょう。
本作の魅力のひとつは、コメディ/アクション/ラブストーリー/ミュージカルといったジャンルの枠を越えた、多彩な表現です。
それぞれの要素が単に散らばるのではなく、しっかりとひとつの物語に融合している点が印象的です。
武内英樹監督ならではの「大真面目にふざける」演出はさらに洗練され、観客を笑わせながらも、最後には優しい涙を誘います。
豪華キャスト陣の存在感も見逃せません。
深田恭子や瀬戸康史など、シリーズを支えてきたレギュラーメンバーの安定感は健在。
さらに、劇場版から本格的に登場する観月ありささんが、物語に緊張感と深みをもたらしています。
それぞれのキャラクターがぶつかり合い、ときに助け合いながら生まれる人間模様は、観る者の心を惹き込みます。
物語のスケールは大きくなったものの、その根底には「家族の絆」という普遍的なテーマがあります。
「シリーズを通して積み重ねられてきた伏線が丁寧に回収され、Lの一族にまつわる秘密が明かされることで、物語は感動的な展開へとつながっていきます。
奇想天外な設定でありながら、観終わった後には不思議と心が温かくなる。
「ルパンの娘」は、そんな“笑って泣ける”魅力に満ちた作品です。
気軽に楽しみたい方にも、家族の物語に心を動かされたい方にも、自信を持ってオススメできる一本です。
映画「ルパンの娘」のオススメの視聴者

劇場版「ルパンの娘」は、ジャンルの枠を越えたユニークな世界観と、家族の絆を描いた感動的な物語が魅力の作品です。
コメディ/アクション/ミュージカル/ラブストーリー、どれかひとつでも惹かれる要素がある方には、とくに楽しんでいただけることでしょう。
以下のような方にオススメです。
- ドラマ「ルパンの娘」シリーズを観ていた方
ドラマの続編として描かれており、『Lの一族最後の大仕事』を描いた重要なエピソードなので、シリーズのファンには必見です。
おなじみのキャラクターたちのその後や、Lの一族にまつわる秘密の真相が描かれ、見逃せない展開が詰まっています。 - とにかく笑ってリフレッシュしたい方
難しいことは考えず、楽しく笑いたいときにぴったりの作品です。
個性豊かな登場人物たちによるテンポのよい掛け合いや、予想外の展開に笑いがこみ上げてきます。
心が少し疲れているときにも、元気をもらえる一作です。 - 家族で楽しめる映画を探している方
泥棒や警察という設定ながらも、暴力的な描写はほとんどなく、愛とユーモアに満ちた物語となっています。
「家族の絆」というテーマが軸にあるため、世代を問わず共感しやすく、安心して家族みんなで楽しめます。 - ミュージカルが好きな方
作品の随所に、本格的なミュージカルシーンが盛り込まれています。
華やかな衣装に身を包んだキャストたちが歌い踊る姿は見応えがあり、舞台のような高揚感を味わえます。
上記のいずれかに当てはまる方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。
笑いと感動が詰まったこの作品が、きっと心に残るひとときを届けてくれるはずです。
映画「ルパンの娘」の視聴方法や配信プラットフォーム

映画「ルパンの娘」は、以下のプラットフォームで視聴することが可能です。
「義母と娘のブルース2020年謹賀新年スペシャル」は、以下のプラットフォームで視聴することができます。
- 定期配信動画
Netflix/U-NEXT/FODプレミアム/DMM TVプレミアムでは、映画「ルパンの娘」を追加料金なしで視聴することができます。 - レンタル・購入
Amazonプライムビデオ/Lemino/TELASA/AppleTV+では、映画「ルパンの娘」をレンタルすることができます。
配信状況は時期によって変更される可能性があるため、最新情報は各プラットフォーム、またはJustWatchで確認してください。
JustWatchについては「JustWatchアプリの使い方と活用法」にて詳しく解説しています。
映画「ルパンの娘」の関連情報

深田恭子さん主演の人気シリーズ「ルパンの娘」。
その集大成ともいえる映画「ルパンの娘」は、笑いと感動が詰まった奇跡のエンターテインメント作品です。
今回は、映画の魅力をより深く味わえる関連コンテンツをご紹介します。
深田恭子、「ルパンの娘」共演者との再会を熱望! 「また仮面を着けて」
映画「ルパンの娘」の初日舞台あいさつに登壇した深田恭子、瀬戸康史、渡部篤郎らの姿が映し出されています。
深田さんは「こんなに長く一緒にお仕事ができて、とても居心地のいい現場でした」と振り返り、「この作品は宝物のような存在」と語りました。
「いつでもまた仮面を着けて集まりましょう」と笑顔を見せたコメントにも、作品への深い愛情が感じられます。
劇場版 ルパン娘』”お宝”映像第1弾
「あの俳優がまさかこんな役を?」と思わず驚いてしまう、個性あふれるキャラクターたちを紹介した映像です。
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『劇場版 ルパンの娘』”お宝”映像第2弾
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物語の奥行きがさらに広がっていく様子をご覧ください。
『劇場版 ルパンの娘』”お宝”映像第3弾
スケールアップした演出が、映像からもはっきり伝わってきます。
映像で一足先に迫力を体感してみてはいかがでしょうか。
『劇場版 ルパンの娘』”お宝”映像第4弾
物語のフィナーレにふさわしい出演者の声を集めた映像です。
ドラマ版を観ていた方にとっては、胸に迫るラストとなるはずです。
劇場版 ルパンの娘 スタンダード・エディション [DVD]
原作は横関大さんによる人気小説「ルパンの娘」。
映画では、ヨーロッパの王国を舞台に、ドラマ版の世界観をそのままに、壮大なスケールで描かれます。
アクション/ミュージカル/ラブストーリーなど、あらゆる要素が詰め込まれた奇跡のエンターテインメント作品です。
映像特典には、特報・予告・テレビCM集などが収録されています。
「劇場版 ルパンの娘」オリジナルサウンドトラック
代々泥棒一家である “Lの一族”の娘・三雲華と、代々警察一家の息子・桜庭和馬の禁断の恋を描いた「ルパンの娘」。
2015年8月に発売泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、警察一家の息子・桜庭和馬。
正反対の立場に生まれた二人の恋を描いた本作を彩る、印象的な楽曲が詰まった一枚です。
話題を集めたミュージカルシーンの楽曲も、歌入りでしっかり収録されています。
作品の余韻に浸りたい方にとくにオススメです。
「劇場版 ルパンの娘」は、シリーズを締めくくるにふさわしい、笑いと涙、驚きが詰まった作品です。
映画本編はもちろん、舞台挨拶や“お宝”映像、DVDやサウンドトラックも合わせてチェックすることで、作品の世界観をより深く楽しめます。
これまで作品を追ってきた方はもちろん、初めて「ルパンの娘」に触れる方にも、とくにオススメできるコンテンツです。
ぜひ一度、気になる映像や音楽をのぞいてみてはいかがでしょうか?
映画「ルパンの娘」の類似作品の紹介

劇場版「ルパンの娘」を楽しんだ方には、世界観や設定、演出のスタイルなどに共通点のある作品にも、きっと心惹かれることでしょう。
ここでは、「ルパンの娘」と似た魅力を持つ映画をいくつかご紹介します。
- 「謎解きはディナーのあとで」(2013年)
人気推理小説を原作にした作品で、執事とお嬢様という主従関係のコンビが事件を解決していきます。
「ルパンの娘」と同じく、立場の異なるキャラクター同士が織りなすコメディとミステリーの融合が魅力です。
テンポの良い掛け合いと軽妙な演出で、最後まで飽きずに楽しめます。 - 「翔んで埼玉」(2019年)
「ルパンの娘」と同じく、武内英樹監督が手がけた作品です。
大胆な世界観と突き抜けたコメディ演出が特徴で、随所に散りばめられた小ネタやパロディ要素も共通点。
“ありえない設定を大真面目に描く”という独特なユーモアが好きな方には、とくにオススメです。 - 「キャッツ・アイ」(1997年)
美術品を狙う泥棒三姉妹と、それを追う警察官との関係を描いた作品です。
泥棒と警察という相反する立場の恋愛模様や、家族の絆を軸にしたストーリー構成が「ルパンの娘」とよく似ています。
ラブコメ要素とアクションが融合した、懐かしさと新しさを併せ持つ作品です。
どの作品も、ユニークな設定と個性あふれるキャラクター、そして笑いと感動のバランスが魅力です。
「ルパンの娘」の世界観に惹かれた方は、ぜひこれらの作品もあわせてチェックしてみてください。
新たなお気に入りが見つかるかもしれません。
映画「ルパンの娘」のよくある質問

- ドラマを観ていなくても楽しめますか?
- はい、問題なく楽しめます。
映画の冒頭では、これまでの物語や登場人物の関係性が丁寧に紹介されます。
そのため、ドラマシリーズを観ていない方でも無理なく物語に入り込むことができます。
もちろん、ドラマを観ている方であれば、キャラクター同士の細かな関係性や過去の出来事、小ネタの背景などをより深く楽しむことができます。
どちらの場合でも十分に満足できる構成になっています。
- 続編の予定はありますか?
- 現時点では、続編の発表はされていません。
「劇場版 ルパンの娘」はLの一族最後の大仕事を描いた作品として制作されており、ひとつの区切りとして物語は完結しています。
ただし、個性あふれるキャラクターたちの人気は根強く、今後スペシャルドラマや特別企画などで再び登場する可能性も考えられます。
ファンとしては、再会の機会に期待したいところです。
- 「Lの一族」の「L」にはどんな意味がありますか?
- 「Lupin(ルパン)」の頭文字を指しています。主人公・三雲華の一族は、世界的に有名な大泥棒アルセーヌ・ルパンの末裔という設定です。
そのため、「ルパン」の頭文字を取って「Lの一族」と呼ばれています。
この名称にも作品全体のユーモアとオマージュ精神が込められていて、シリーズの世界観を象徴する要素のひとつとなっています。
まとめ
この記事では、映画「ルパンの娘」のあらすじや登場人物、見どころ、テーマなどを詳しくご紹介しました。
本作の魅力をあらためて振り返ってみましょう。
- 泥棒一家の娘と、警察一家の息子という立場を超えた恋を軸に、一族の秘密に迫る壮大な冒険が描かれます。
Lの一族最後の大仕事を描いた重要なエピソードです。 - 深田恭子や瀬戸康史をはじめ、観月ありさなど、個性あふれるキャスト陣が物語をさらに盛り上げます。
それぞれの役柄にぴったりの演技も見ごたえありです。 - 映画ならではのスケール感で描かれるアクションや、シリーズの代名詞であるミュージカルシーンが満載。
テンポよく展開されるストーリーに、最後まで惹き込まれます。 - 派手な演出の裏には、「家族の絆」という普遍的なメッセージがしっかりと描かれています。 笑って、泣いて、温かい気持ちになれる作品です。
派手な演出の裏には、「家族の絆」という普遍的なメッセージがしっかりと描かれています。 笑って、泣いて、温かい気持ちになれる作品です。
ドラマから追いかけてきた方はもちろん、はじめて「ルパンの娘」に触れる方でも楽しめる内容になっています。
この機会に、ぜひ映画館や配信サービスで「ルパンの娘」の世界を体験してみてください。 心に残る、特別な時間をきっと味わえるはずです。