1990年代、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた異色の漫画「究極!!変態仮面」。
その常識外れな設定で多くの読者に衝撃を与え、今も語り継がれる伝説的作品となりました。
そんな唯一無二の作品が、まさかの実写映画化を果たしたのが「HK／変態仮面」です。
主人公は、高校生の色丞狂介（しきじょう きょうすけ）。
父は刑事、母はSMの女王という強烈な家庭環境のもとで育ちます。
彼は、女性用の下着を顔にかぶることで内なる力を解放し、「変態仮面」として悪と戦うという、前代未聞のヒーローなのです。
この奇抜な物語を実写で表現するうえで、監督として選ばれたのが、コメディ作品「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一監督でした。
独特のユーモアセンスと柔軟な発想力を持つ彼の演出が、本作の世界観を見事に形にしています。
さらに注目すべきは、俳優・小栗旬の存在です。
原作の熱烈なファンであり、当初から映画化に強い関心を寄せていた彼は、脚本協力として参加。
製作陣との打ち合わせを重ね、この企画を前に進めるうえで重要な役割を担いました。
鈴木亮平はこの役に全身全霊で挑みました。
撮影前から1年以上にわたってトレーニングを積み、いったん体重を15キロ増やしてから筋肉だけを残すという、過酷な肉体改造を実行。
まさにアスリートさながらの努力で、原作の変態仮面が持つ超人的な肉体を現実のものにしてみせたのです。
そのストイックな役作りには、現場スタッフからも驚きと感嘆の声が上がりました。
2013年、わずか12館という小規模な劇場公開からスタートしたこの映画は、観客の口コミによって人気が爆発。
最終的には興行収入2億円を超えるヒットを記録します。
さらに快進撃は海を越え、世界13の国と地域で配給されるという、異色作としては異例の展開も実現しました。
「HK／変態仮面」は、一見ただのギャグ映画に思えるかもしれません。
しかし、その裏にはキャスト・スタッフの並々ならぬ熱意と、作品に対する本気の姿勢が込められています。
この記事では、映画のキャスト情報、あらすじ、制作スタッフの背景、そして実際に作品を観た人々の感想など、鑑賞前に知っておくとより深く楽しめる情報を丁寧に紹介しています。
笑いと驚き、そして情熱が詰まった本作は、日本映画史に残る“怪作”として、今なお強烈な印象を残しています。
映画「HK／変態仮面」の基本情報
| 公開日 | 2013年4月13日 |
| 監督 | 福田雄一 |
| 主要キャスト | 鈴木亮平（色丞狂介 / 変態仮面）、清水富美加（姫野愛子）、ムロツヨシ（大金玉男）、安田顕（戸渡 / ニセ変態仮面）、佐藤二朗、片瀬那奈（色丞魔喜）、池田成志（色丞張男） |
| ジャンル | コメディ、アクション |
| 上映時間 | 105分 |
| 配給会社 | ティ・ジョイ |
映画「HK／変態仮面」のあらすじ
物語の主人公は、紅優高校に通う内気な高校生・色丞狂介（しきじょう きょうすけ）です。
真面目で成績も悪くない彼ですが、実は警視庁で活躍していた刑事の父と、かつて名を馳せたSM女王の母という、非常に個性的な両親のもとに生まれました。
とはいえ、本人は至って平凡な高校生活を送っていて、拳法部に所属してはいるものの、気弱な性格が災いして「体は大きいが、けんかはからきし弱い」と陰でささやかれる始末です。
そんな狂介の生活が一変したのは、ある日、クラスに転校してきた美しい少女・姫野愛子にひと目ぼれしたことがきっかけでした。
ある日、愛子が銀行強盗に人質として囚われるという事件が発生します。
偶然その現場に居合わせた狂介は、彼女を救いたい一心で建物に忍び込み、犯人のふりをするために顔を隠すものを探します。
しかし、暗がりで手に取ったのは、なぜか落ちていた女性用の下着。
そのパンティを顔にかぶった瞬間、彼の中に眠っていた“変態の血”が目覚めたのです。
その瞬間、狂介の身体能力は限界を超え、驚異的な力を発揮。
さらに、SMの要素を活かした独特の戦い方で、犯人たちをあっという間に打ち倒します。
こうして、世にも奇妙な正義の味方「変態仮面」が誕生しました。
以降、狂介は人知れず変態仮面に変身し、街の平和を脅かす悪と戦い続けるようになります。
誰もその正体を知らず、街では「謎の変態ヒーロー」として噂が広まっていきます。
そして姫野愛子もまた、その異様ながらも正義を貫く姿に心惹かれていくのです。
映画「HK／変態仮面」のキャスト・キャラクター紹介
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鈴木亮平（色丞狂介／変態仮面役）
主人公・色丞狂介とその変身後の姿を演じたのは、実力派俳優の鈴木亮平です。
気弱で真面目な高校生の日常と、特殊な変身を遂げて超人的な力を発揮するヒーローという、正反対のキャラクターを一人で演じ分ける難役に挑戦しました。
注目すべきは、その体作りへのこだわりです。
原作のイメージを忠実に再現するため、15キロの増量とその後の脂肪削減という過酷な肉体改造を実行。
鍛え上げられた肉体は、まさに漫画から飛び出してきたかのような迫力を誇ります。
変身後の声のトーンや動きも別人のようで、その演技力の幅広さに多くの観客が驚嘆しました。
この作品は鈴木亮平にとって俳優としての存在感を一段と強める代表作のひとつとなりました。
清水富美加（姫野愛子役）
ヒロイン・姫野愛子を演じたのは、清水富美加です。
転校生として狂介の隣の席にやって来た彼女は、やがて拳法部のマネージャーとして活動を共にすることになります。
当初は主人公の変身した姿に戸惑いを見せるものの、次第に彼の行動に込められた正義の心を理解し始めます。
純粋な憧れを抱いていく姿が印象的で、物語の中で狂介にとって大切な存在として描かれています。
清水富美加は、その繊細な心情を自然体で演じ、物語に優しさと緊張感の両方をもたらしています。
ムロツヨシ（大金玉男役）
主人公の前に立ちはだかる最大の敵・大金玉男を演じたのは、福田組の常連として知られるムロツヨシです。
原作では小さな役だったこのキャラクターですが、映画では物語の要とも言える悪役として再構築されています。
紅優高校に隠された秘密を狙って転校してきた男という設定で、拳法部を乗っ取ろうとするなど狡猾な一面も見せます。
また、格闘技にも長けていて、主人公に匹敵する強さを持つ侮れない存在として描かれています。
映画オリジナルの展開も含め、笑いと迫力を両立させた悪役として作品を大いに盛り上げました。
ムロツヨシらしいユーモアと演技の振れ幅が、観客に強い印象を残します。
安田顕（戸渡／ニセ変態仮面役）
街で問題を起こし、本物の主人公に疑いをかけさせた教師・戸渡。
彼こそが、偽者として登場する強烈なキャラクターです。演じたのは、実力派俳優・安田顕。
偽者でありながら、本家を凌ぐほどの個性的な演技と戦闘能力を見せつけ、主人公を苦戦させる強敵として登場します。
その全力の怪演ぶりには、観客の多くが度肝を抜かれました。
ときに笑いを誘い、ときに圧倒する振り切った演技は、作品に忘れがたいインパクトを与えています。
本作の見どころのひとつとなる印象的な対決シーンを繰り広げます。
映画「HK／変態仮面」の監督・制作チームの紹介
この型破りな映画の監督を務めたのは、深夜ドラマ「勇者ヨシヒコ」2011年／2012年／2016年）シリーズや映画「銀魂」（2017年／2018年）シリーズなどで知られる福田雄一監督です。
独自の笑いのセンスと、佐藤二朗やムロツヨシといったおなじみの俳優たちとの息の合ったやり取りで、多くの作品を成功に導いてきました。
本作でも、福田監督ならではの軽妙なテンポと絶妙な間の取り方が光っています。
原作の持つおかしみをそのままに、台詞のアドリブや舞台演出を盛り込みながら、観客の笑いを引き出す工夫が随所に見られます。
まさに、福田演出の真骨頂といえる仕上がりです。
そして、この実写化を語るうえで欠かせない存在が、俳優の小栗旬です。
彼は原作「究極!!変態仮面」の熱烈なファンとして、長年にわたり映像化を夢見ていました。
当初は、自ら主演を務めることも検討していたといいます。
しかし、事務所の方針により出演はかなわず、表には出ない立場で作品づくりに関わることになります。
それでも小栗旬は諦めることなく、福田監督に企画を持ち込み、脚本協力という形で制作に参加。
さらに、主演には「この役を任せられるのは彼しかいない」と、親交の深い鈴木亮平を強く推薦しました。
こうして、福田監督の緻密な笑いの演出と、小栗旬の揺るぎない原作愛が組み合わさり、「HK／変態仮面」という前代未聞の実写化が実現します。
ただの奇抜なギャグ映画ではなく、情熱と工夫に満ちた作品が完成したのです。
映画「HK／変態仮面」の映画の見どころ
鈴木亮平が体現した「変態仮面」──全身全霊で挑んだ肉体づくり
「HK／変態仮面」を語るうえで外せないのが、主演・鈴木亮平の“本気”の役づくりです。
彼は、原作に描かれた筋骨隆々のヒーロー像をそのまま再現するために、1年以上もの時間をかけて身体を作り上げました。
一度体重を15キロ増やしたあと、余分な脂肪を徹底的に削ぎ落とすという過酷なトレーニングを重ね、鋼のような肉体を完成させたのです。
さらに、変態仮面ならではの奇抜なポーズをすべてファイリングし、動きの一つひとつを研究。
撮影では、ほぼ全裸に近い衣装でさまざまな大胆なシーンに挑み、まさに“体を張った演技”を披露しました。
その姿勢と情熱は、観客だけでなく、共演者やスタッフの間でも称賛の的となりました。
鈴木亮平の存在があったからこそ、この作品は説得力を持ち、実写化の成功につながったのです。
福田雄一監督と常連キャストが生み出す笑いの化学反応
本作におけるもうひとつの大きな魅力は、福田雄一監督による独特のユーモア演出です。
「勇者ヨシヒコ」シリーズでもおなじみのムロツヨシや佐藤二朗といった「福田組」の常連俳優たちが出演し、随所で強烈な笑いを生み出しています。
原作のナンセンスな世界観をさらに膨らませ、真剣な場面でも突然挟まれるアドリブや、ゆるいやり取りが絶妙なアクセントになっています。
とくに、安田顕が演じる「ニセ変態仮面」との対決シーンは、緊張感と笑いが混在する名シーンとして語り継がれています。
異常なヒーローが登場することによって真面目な展開が一転し、観客の予想を心地よく裏切る。
このギャップこそが、福田監督ならではのコメディ演出の真骨頂です。
原作への敬意と、映画ならではのスケール感
「HK／変態仮面」は、原作漫画への深い敬意に満ちた作品です。
登場時の名台詞「それは私のおいなりさんだ」や、独創的な技の数々など、ファンなら思わずうなずく要素が随所に盛り込まれています。
一方で、映画独自のストーリー展開も見逃せません。 原作では脇役だった大金玉男が、映画では最大の敵として登場し、物語に重みと展開の深さを加えています。
とくにクライマックスの戦闘シーンは、原作の枠を超えたスケール感で観る者を圧倒します。
原作の精神を守りながら、映画としての新たな魅力を加えたこの作品は、多くの観客に強い印象を残しました。
娯楽性と原作愛が見事に融合した、まさに“進化した変態ヒーロー映画”といえるでしょう。
映画「HK／変態仮面」の考察とテーマ
「変態」とは、抑え込まれた力を解き放つスイッチ
映画「HK／変態仮面」の核となるテーマは、「変態」という言葉に対する新しい解釈にあります。
一般的に、人は自分の持つ力のほんの一部しか発揮できていないと言われていますが、主人公・色丞狂介は、あるきっかけを通して、その限界を超えていきます。
その“きっかけ”とは、女性用の下着を顔にかぶるという行動。
一見、ふざけた設定にも思えますが、これによって彼は心のブレーキが外れ、内に秘めた力を最大限に引き出すことができるのです。
ここで描かれる「変態」とは、単なる性的な異常ではありません。
それは、日々の生活の中で押し殺している本来の自分を解放し、ありのままの力で困難に立ち向かうための“スイッチ”としての象徴です。
当初、狂介は自分の中にある“変態性”に戸惑い、悩みます。
しかし、その力を正義のために使うと決意してからは、自らの個性を武器として受け入れ、強さへと昇華させていきます。
この物語は、人が抱えるコンプレックスや違和感こそが、見方を変えれば大きな可能性になるというメッセージを、ユーモアたっぷりに伝えているのです。
型破りなヒーローが放つ、純粋な正義の力
変態仮面は、これまでのヒーロー像とはまったく異なる存在です。 姿は奇抜で、技はきわどく、子どもが憧れるタイプとはとても言えません。
それでも彼は、人の心を打つヒーローです。 なぜなら、彼の戦う理由がとてもまっすぐだからです。
狂介が戦うのは、愛する姫野愛子を守りたいという一心から。
複雑な背景や哲学的な使命などは一切ありません。 ただ目の前にある悪を倒し、誰かのために立ち向かう。
それが、彼のすべてなのです。
見た目に派手さはなくとも、その行動の根底にある「正義の心」と「自己犠牲の覚悟」こそが、本物のヒーローの姿であると、この映画は語ります。
変態仮面の姿に笑いながらも、気がつけばその真っ直ぐな正義に心を打たれ、応援してしまう。
そんな不思議な魅力が、この作品には詰まっています。
常識や固定観念を打ち破り、「ヒーローとは何か」をあらためて考えさせてくれる。
「HK／変態仮面」は、まさに痛快な挑戦作と言えるでしょう。
映画「HK／変態仮面」の評価と総評
映画「HK／変態仮面」は、公開当初から話題を集め、「日本が誇るおバカ映画」「ふざけているのに本気すぎる」といった声が飛び交いました。
その奇想天外な設定に戸惑いながらも、多くの観客がその勢いと面白さに惹き込まれていったのです。
とりわけ評価が高いのが、主演・鈴木亮平の覚悟ある演技です。
原作の姿を忠実に再現するために、体重を増やしてから脂肪を落とすという、並々ならぬ肉体改造に取り組みました。
ほぼ全裸に近い姿で、あの難役を堂々と演じきった姿勢には、称賛の声が相次ぎました。
さらに、福田雄一監督による独特な笑いの演出も、作品の魅力を大きく支えています。
ムロツヨシや佐藤二朗、安田顕といった個性派俳優たちが、それぞれ振り切った演技を見せ、ギャグと真剣さが絶妙に同居する世界観を作り上げました。
上映館は当初わずか12館という小規模なスタートでしたが、口コミで話題が広がり、最終的には興行収入2億円を突破する大ヒットとなります。
続編「HK／変態仮面 アブノーマル・クライシス」の製作に至ったのも、その人気の証です。
さらに、海外13の国と地域でも配給され、国境を越えて評価を受けました。
奇抜な題材ながら、そこには原作への深い敬意と、キャスト・スタッフの並々ならぬ情熱が詰まっています。
「HK／変態仮面」は、日本映画の中でもひときわ異彩を放ち、今なお語り継がれる“愛すべき怪作”として記憶に残る一本となりました。
映画「HK／変態仮面」のオススメの視聴者
一見ふざけたように見えて、作り手の本気がぎっしり詰まった「HK／変態仮面」。
次のような方には、とくにオススメです。
- 福田雄一監督の作品が好きな方
「勇者ヨシヒコ」「銀魂」など、福田監督ならではの独特な間合いとシュールな笑いに魅力を感じる方にはぴったりです。
ムロツヨシや佐藤二朗らおなじみの俳優陣によるアドリブ満載の掛け合いも見どころです。 - 原作「究極!!変態仮面」のファン
原作漫画への敬意が随所に感じられます。
鈴木亮平が再現した見事な肉体や、ポーズ・名台詞の再現度の高さは、原作ファンも思わずうなる完成度です。 - 難しいことは考えず、とにかく笑いたい方
深いテーマや複雑な伏線はありません。 頭を空っぽにして楽しめる、ストレス発散にぴったりの一本です。
肩の力を抜いて観れば、日常の疲れもどこかへ吹き飛ぶでしょう。 - 一風変わったヒーロー映画が好きな方
正統派ではない、型破りなヒーロー像に惹かれる方にもオススメです。
「デッドプール」「キック・アス」のような、既存の枠にとらわれない作品が好きな方なら、きっと楽しめます。
「HK／変態仮面」は、バカバカしさの中に真剣さが光る、まさに“愛される変態”の物語です。
気になった方は、ぜひ一度観てみてください。
映画「HK／変態仮面」の視聴方法や配信プラットフォーム
映画「HK／変態仮面」は以下のプラットフォームで視聴可能です。
- 定期配信動画
Amazonプライムビデオ／U-NEXT／DMM TVプレミアム／Netflixでは、映画「HK／変態仮面」を追加料金なしで視聴することができます。 - レンタル・購入
Lemino／AppleTV+では、映画「HK／変態仮面」をレンタルすることができます。
配信状況は時期によって変更される可能性があるため、最新情報は各プラットフォーム、またはJustWatchで確認してください。
JustWatchについては「JustWatchアプリの使い方と活用法」にて詳しく解説しています。
映画「HK／変態仮面」の関連情報
週刊少年ジャンプで連載されていた異色のギャグ漫画「究極!! 変態仮面」が、俳優・鈴木亮平の主演でまさかの実写化。
映画「HK／変態仮面」は、そのぶっ飛んだ設定と全力の演技で、笑いと驚きを提供してくれる作品です。
ここでは、そんな本作をより楽しめる関連情報をまとめました。
「HK/変態仮面」を主演・鈴木亮平が語る
主演の鈴木亮平が、変態仮面としての役作りや撮影のエピソードを語るインタビュー映像です。
原作のぶっ飛んだ世界観をどう表現したのか、本人の言葉で語られます。
「変態仮面」はクールジャパンだ！鈴木亮平主演「HK／変態仮面」初日舞台挨拶
映画公開初日に行われた舞台挨拶の様子が収録された映像です。
主演の鈴木亮平が、作品への思いやファンへの感謝を語っています。
HK/変態仮面 [DVD]
主演・鈴木亮平、ヒロイン・清水富美加、監督・福田雄一という豪華な顔ぶれで贈る話題作。
映像特典には予告編や特報が収録され、音声特典では鈴木亮平と福田監督による解説も楽しめます。
HK変態仮面オリジナル・サウンドトラック(初回限定盤)
劇中のテンションを盛り上げる楽曲を収録したサウンドトラック。
ブックレット付きの初回限定盤で、作品世界を音楽からも堪能できます。
究極!!変態仮面 文庫版 全5巻 全巻セット
映画の元となった漫画「究極!!変態仮面」の文庫版全5巻セット。
映画で興味を持った方は、ぜひ原作も読んでみてください。
独特なセリフ回しと展開に、思わず笑ってしまうこと間違いなしです。
映画「HK／変態仮面」は、見た目のインパクトだけでなく、真剣に“正義”を貫こうとする主人公の姿がどこか胸を打つ作品です。
映像・音楽・原作と、さまざまな形でその魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。
映画「HK／変態仮面」の類似作品の紹介
「HK／変態仮面」のように、型破りな設定や独特の笑いを楽しめた方には、以下の作品もぜひご覧いただきたいです。
共通する世界観やユーモアに触れることで、新たなお気に入りが見つかるかもしれません。
- 「デッドプール」シリーズ
マーベル作品の中でも異彩を放つ、異端のヒーローが主人公の映画です。
観客に直接語りかける「壁を越える」演出や、ブラックユーモア満載の展開は、「変態仮面」と通じるものがあります。
ヒーロー映画の常識を覆す作品として、とくにオススメです。 - 「エイトレンジャー」シリーズ
人気グループ・関ジャニ∞が主演し、堤幸彦監督が手がけたヒーローコメディ。
借金を抱えた青年たちがヒーローに変身して戦うという、コミカルで熱いストーリーが魅力です。
笑いとアクションがバランスよく融合された娯楽作品です。 - 「勇者ヨシヒコ」シリーズ
「HK／変態仮面」と同じく福田雄一監督による作品で、低予算設定の冒険ファンタジーを逆手に取ったコメディドラマです。
シュールなギャグ、福田組の俳優たちによる掛け合い、そして随所に挟まれる小ネタの応酬など、福田ワールド全開の作品となっています。
どの作品も、常識にとらわれない自由な発想で作られていて、観る人の心を解きほぐしてくれます。
「変態仮面」で笑ったあとには、これらの作品もぜひチェックしてみてください。
映画「HK／変態仮面」のよくある質問
- 続編はありますか？
- はい、続編が存在します。
2016年に「HK／変態仮面 アブノーマル・クライシス」というタイトルで、第2作が公開されました。
前作に引き続き、鈴木亮平や清水富美加といったキャストが再集結し、よりスケールの大きな物語が描かれています。
- R指定の映画ですか？ 女性でも楽しめますか？
- R指定ではありません。男女問わず楽しめます。
見た目は過激に見えるかもしれませんが、実際にはコメディ要素が強く、全年齢向けに近い作品です。
主演の鈴木亮平も、続編公開時のインタビューで「観客の男女比は半々だった」と語っていて、女性の支持も多く集めました。
笑いあり、熱さありのヒーロー映画として、幅広い方にオススメできます。
- 鈴木亮平はなぜこの役を引き受けたのでしょうか？
- 俳優・小栗旬の熱意に応えたことがきっかけです。
小栗旬は原作「究極!!変態仮面」の大ファンで、企画段階から脚本協力として関わっていました。
彼は鈴木亮平に「この役をぜひ演じてほしい」と強く推薦。その熱意に心を動かされた鈴木亮平が、快く出演を決めたという経緯があります。
まとめ
この記事では、映画「HK／変態仮面」について、作品の背景やキャスト、見どころから評価までを詳しくご紹介しました。
笑いと情熱が詰まった本作の魅力を、あらためて振り返ってみましょう。
- 「週刊少年ジャンプ」連載の伝説的ギャグ漫画を、福田雄一監督と小栗旬の企画協力によって実写映画化
- 主演・鈴木亮平が体重を15kg増減させて挑んだ、肉体改造と役者魂あふれる熱演
- 福田組おなじみのムロツヨシ、佐藤二朗、安田顕らが繰り広げるアドリブ満載のコメディ演技
- 全国12館からスタートした公開が口コミで話題となり、興行収入2億円超・世界13か国で配給される快挙を達成
この作品は、決してただの“ふざけた映画”ではありません。
原作への敬意と、出演者・制作陣の本気の姿勢が詰まった、唯一無二のヒーロー映画です。
日常のストレスを吹き飛ばしたい時、何も考えずに笑いたい時に、きっと元気をくれる一本となるでしょう。
ぜひ、あなたの目で“変態”の真の意味を確かめてみてください。
