ドラマ「ラスト・キングダム」は、イギリスの歴史小説家バーナード・コーンウェルが手がけた人気シリーズ「The Saxon Stories」を原作とする歴史大作です。
舞台となるのは9世紀。
のちにイングランドと呼ばれる土地が、いくつもの王国に分かれていた時代です。
そこへ北方から、デーン人と呼ばれるヴァイキングたちが侵攻を仕掛け、激動の時代が幕を開けます。
物語の主人公は、サクソン人の貴族として生まれながらも、敵であるデーン人に育てられた青年・ウートレッド。
彼は奪われた故郷を取り戻すという決意を胸に、サクソン人としての血筋と、デーン人としての生き方のあいだで揺れ動きます。
忠誠と裏切り。
愛と憎しみ。
そして「自分は何者なのか?」という問いに向き合いながら、歴史のうねりの中を突き進む姿が、見る者の心を強く惹き付けます。
この記事では、「ラスト・キングダム」の基本情報をはじめ、ネタバレなしのあらすじや見どころ、魅力的なキャスト、制作スタッフの紹介などを通して、その魅力を余すところなくお伝えします。
また、実際に作品を観た視聴者のリアルな評判や感想、「どんな人にオススメか?」「どこで視聴できるのか?」といった情報も詳しくご紹介。
なぜこのドラマが世界中の人々を惹き付けてやまないのか?
その理由を、きっとあなたも見つけられることでしょう。
ドラマ「ラスト・キングダム」の基本情報

制作年 | 2015年 – 2022年(ドラマシリーズ) |
制作国 | イギリス |
監督 | エドワード・バザルゲット、ほか |
キャスト | アレクサンダー・ドレイマン(ウートレッド役)、デヴィッド・ドーソン(アルフレッド大王役)、エミリー・コックス(ブリーダ役)、イアン・ハート(ベオッカ役)、マーク・ロウリー(フィナン役)、アルナス・フェダラヴィシャス(シフトリック役)、ミリー・ブレイディ(エセルフレド役)、ティモシー・イネス(エドワード役)、エリザ・バターワース(エルスウィス役)、ハリー・マッキンタイア(エセルウォルド役)、ほか多数 |
ジャンル | 歴史ドラマ、アクション、ヒューマンドラマ |
エピソード数 | ドラマシリーズ:全5シーズン、46エピソード |
制作 | BBC、Netflix |
ドラマ「ラスト・キングダム」のあらすじ
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物語の始まりは、866年のイングランド北部。
この時代は、いくつものサクソン人の小国が並び立ち、東から攻め入るデーン人の侵略に苦しんでいました。
そんな激動の世に生まれたのが、ノーサンブリアの領主の次男・ウートレッドです。
ウートレッドは幼い頃、デーン人の襲撃で父を失い、自身も人質として捕らえられてしまいます。
しかし、命を奪われることはなく、敵であるはずのデーン人族長・ラグナルの養子として迎えられます。
サクソン人の誇りと、デーン人の自由を尊ぶ文化。
この両方に触れながら、彼は戦士としてたくましく育っていきます。
やがてウートレッドは、ラグナル一家とともに幸福な日々を過ごすようになります。
けれど、その安らぎは長くは続きません。
とある裏切りによって、ラグナルの家族は皆殺しにされてしまい、彼は再び全てを失うのです。
追い打ちをかけるように、ウートレッドはサクソン人からもデーン人からも「裏切り者」と見なされ、孤独な逃亡者として生きることを強いられます。
そんな彼の心にあるのは、奪われた故郷「ベバンバーグ」を取り戻したいという強い想い。
そのために、彼はイングランド最後の砦ともいえるサクソン王国・ウェセックスの王、アルフレッドに仕える決意を固めます。
アルフレッド王はキリスト教を深く信じ、知恵と計画を重んじる指導者。
一方のウートレッドは、異教の神々を信じ、直感と本能を頼りに戦う戦士です。
二人は互いに必要とする関係でありながら、価値観の違いから何度も衝突します。
育った環境と生まれ持った血の間で揺れるウートレッド。
果たして彼は、過去の裏切りを乗り越え、故郷を取り戻すという宿願を果たせるのでしょうか?
歴史のうねりに翻弄されながらも、自らの道を切り開こうとするウートレッドの姿は、観る者の心を強く打ちます。
ドラマ「ラスト・キングダム」のキャスト・キャラクター紹介
アレクサンダー・ドレイマン(ウートレッド役)
物語の主人公・ウートレッドは、サクソン貴族の血を引きながら、敵であるデーン人に育てられた数奇な運命を背負う青年です。
短気で頑固な一面を持ち、時には無謀ともいえる行動に出ることもあります。
しかし、正義感に厚く、仲間を誰よりも大切にする人間味あふれる人物です。
この複雑で揺れ動くキャラクターを演じるのが、俳優のアレクサンダー・ドレイマン。
彼は、ウートレッドの葛藤や成長を見事に表現し、物語の世界観に説得力を与えています。
また、俳優としてだけでなく、本作では製作総指揮も務めていて、作品への深い思い入れが伝わってきます。
デヴィッド・ドーソン(アルフレッド大王役)
イングランド統一という大望を抱き、知略と信仰心を武器に国を導くのが、ウェセックスの王・アルフレッドです。
病弱な体を抱えながらも、時に冷徹な判断を下す姿は、まさに国の命運を背負う王の姿そのもの。
非情とも思える決断の陰には、孤独と苦悩を抱える人間らしさも垣間見えます。
そんなアルフレッド王を演じるのは、実力派俳優デヴィッド・ドーソン。
彼の繊細な演技は、王としての厳しさと人間的な弱さの両方を表現し、物語に深みを加えています。
ウートレッドとの価値観の違いが、絶えず緊張を生み出す関係性にも注目です。
エミリー・コックス(ブリーダ役)
ブリーダは、ウートレッドと同じくサクソン人でありながら、デーン人に育てられた女性です。
彼とは幼い頃からの付き合いで、戦場でも共に戦う勇ましい女戦士。
ウートレッドにとって最初の恋人でもあり、互いの心を深く理解し合う関係にありました。
しかし、物語が進むにつれ、二人の道は分かれていきます。
ブリーダは数々の困難に直面し、誰よりも過酷な運命をたどることになります。
彼女の激しくも切ない生き様は、多くの視聴者の胸を打ちました。
マーク・ロウリー(フィナン役)アルナス・フェダラヴィシャス(シフトリック役)
フィナンとシフトリックは、ウートレッドが奴隷生活の中で出会い、生涯の絆を結ぶことになる戦友です。
アイルランド人のフィナンは、おしゃべりで陽気なムードメーカー。
対して、デーン人のシフトリックは冷静で落ち着いた頼れる存在です。
戦いの中で芽生えた友情と信頼。 彼らとのやり取りは、物語の中でとくに心温まる場面として描かれています。
重厚なストーリーの合間に差し込まれる、ユーモアと絆の描写も本作の魅力のひとつです。
ドラマ「ラスト・キングダム」の演出・スタッフ情報
「ラスト・キングダム」が持つ重厚な世界観と緊迫感あふれる物語は、実力ある制作陣の手によって丁寧に作り上げられています。
物語の原作は、イギリスの歴史小説家バーナード・コーンウェルによる「The Saxon Stories」シリーズ。
彼は、自らの祖先がアルフレッド大王に仕えていたという家系の背景や、多くのイギリス人が自国の歴史を十分に知らないという気づきから、この物語を執筆したと語っています。
緻密な歴史考証と壮大な物語構成が、本作の土台となっています。
ドラマ版の制作は、当初はBBCが制作を担当していましたが、シーズン2からNetflixが共同制作に加わり、シーズン3以降はNetflixが単独で制作・配信を担当するようになりました。
映像の迫力や物語のスケールが拡大し、世界中の視聴者を魅了しています。
完結編として制作された映画「ラスト・キングダム:死すべき7人の王」では、ドラマ版の演出を手がけたエドワード・バザルゲットが監督を担当。
脚本は、シリーズを通して物語を紡いできたマーサ・ヒラーが続投しています。
これにより、物語全体の一貫性が保たれ、シリーズを通して見応えのあるフィナーレが描かれました。
また、主人公ウートレッド役のアレクサンダー・ドレイマンは、俳優としての演技だけでなく、本作で製作総指揮も務めています。
作品に対する深い思い入れを持ち、ファンへの感謝とともに、この物語を最後まで描ききれたことへの誇りを語っています。
キャストとスタッフがひとつになって作り上げた情熱が、画面越しにも伝わってくるのです。
本作の見応えは、壮大な物語だけではありません。
その背景には、細部にまでこだわる演出と、一貫したビジョンで支える制作陣の力があるのです。
ドラマ「ラスト・キングダム」の見どころ・テーマ解説
イングランド誕生を描く壮大な歴史絵巻
「ラスト・キングダム」は、ヴァイキングが猛威を振るっていた9世紀から10世紀のイングランドを舞台に、小国が統一されていく過程を描いた壮大な歴史物語です。
バラバラだったサクソン人の王国が、どのようにして「イングランド」というひとつの国へとまとまっていくのか?
その歴史的な転換点を、アルフレッド大王やその子孫たちといった実在の人物と、架空の主人公ウートレッドの視点から描き出しています。
歴史に詳しくない人でも、一人の男の波乱に満ちた人生を追うことで、国の成り立ちや時代の動きを肌で感じることができます。
物語を通して、時代の大きなうねりをリアルに体験できるのが本作の魅力です。
アイデンティティを巡る深い葛藤
「自分はサクソン人なのか?それともデーン人なのか?」。
これは、主人公ウートレッドが生涯を通して抱える大きな問いです。
生まれはサクソン人。 しかし、育ての親はデーン人という異なる文化背景を持つ彼は、常に自分の立場に迷い続けます。
サクソン文化とデーン文化。 キリスト教と北欧神話。
血のつながりと育ちの環境。
忠誠を捧げるべき相手は誰なのか?
こうしたアイデンティティを巡る葛藤は、現代に生きる私たちにも通じる普遍的なテーマです。
国籍や信仰、出自といった要素が複雑に絡み合う現代社会において、ウートレッドの生き方は多くの示唆を与えてくれます。
映像美と戦の迫力に息をのむ
中世ヨーロッパの自然豊かな風景や、当時の暮らしを感じさせる精巧なセットが、本作の世界観をよりリアルに際立たせています。
とくに目を引くのが、泥と血が飛び交う激しい戦闘シーンです。
戦士たちが盾を並べて壁を作る「盾の壁(シールド・ウォール)」戦術は、歴史的な戦法を忠実に再現したもので、見ごたえがあります。
手持ちの撮影手法を使うことで、まるで自分もその場にいるかのような臨場感を生み出していて、緊張感のある迫力が伝わってきます。
戦の激しさと美しさが絶妙に融合した映像表現は、本作のとくに印象的な魅力のひとつといえるでしょう。
ドラマ「ラスト・キングダム」の視聴者の評判・ネット上での反応

「ラスト・キングダム」は、世界中の歴史ドラマ好きから高く評価されている作品です。
とくに注目されているのが、名作「ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)」の放送終了後に“GOTロス”となった視聴者たちの間で、次なる傑作として話題になっている点です。
魔法やドラゴンといった空想的な要素こそありませんが、権力を巡る争いや予測のつかない展開、そして主要人物が容赦なく命を落とす緊張感が、GOTファンの心をつかんでいます。
中でも、主人公ウートレッドとアルフレッド大王の関係性に心を打たれたという声が多く見られます。
「立場も信仰も違う二人が、互いを必要とし、信頼を築いていく姿が胸を打つ」「アルフレッド王の非情さと孤独がリアルで、人物描写が深い」といった感想が目立ちます。
また、ウートレッドを支える仲間たち。
陽気なフィナンや冷静なシフトリックの存在も好意的に受け止められています。
さらに、登場する女性たちが強く、時に悲劇的な運命をたどる点も物語に厚みを与えていると高評価です。
一方で、否定的な意見も一部存在します。
「ウートレッドの行動が衝動的すぎて感情移入しにくい」「宗教的な対立が繰り返されていて、ややくどく感じる」「戦闘シーンのカメラの揺れが激しくて見づらい」といった声がありました。
それでも総じて、「歴史や戦い、濃密な人間関係が描かれる作品が好きな人にはたまらない」「気づいたら朝まで一気見していた」といった熱烈なファンの声が多く、シリーズ全体を通して強い支持を集めています。
「ラスト・キングダム」は、深く掘り下げられた人間模様と迫力ある展開が魅力の作品です。
一度見始めたら、物語の世界から抜け出せなくなることでしょう。
ドラマ「ラスト・キングダム」のオススメの視聴者

「ラスト・キングダム」は、歴史の重みと人間ドラマが見事に融合した作品です。
物語の深さや映像の迫力はもちろん、登場人物たちの葛藤や絆にも心を揺さぶられることでしょう。
とくに、次のような方には強くオススメできます。
- 歴史ドラマ、なかでもヨーロッパ中世史に興味がある方
9世紀から10世紀のイングランドを舞台にした本作は、アルフレッド大王をはじめとする実在の人物も登場する本格的な歴史ドラマです。
ヴァイキング文化やサクソン人の暮らし、宗教観なども丁寧に描かれていて、歴史好きにはたまらない内容です。
このドラマをきっかけに、イングランドの歴史に興味が湧く方も多いでしょう。 - 「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ヴァイキング」にはまった方
策略/裏切り/激しい戦闘/先の読めない展開など、これらの作品と共通する要素が多く詰まっています。
ファンタジーの要素はありませんが、重厚で骨太な物語を好む方にとっては満足度の高い作品です。 - 一人の英雄の成長物語に惹かれる方
主人公ウートレッドは、すべてを失ったところから己の運命を切り開いていく青年です。
仲間との出会いを通して成長し、戦士として、そして指導者として変化していく姿には胸を打たれます。 - 深く複雑な人間関係や心理描写を楽しみたい方
本作は単なる歴史アクションではありません。
忠誠と裏切り、家族との絆、信仰や民族を巡る葛藤といったテーマが、登場人物たちの心情を通して深く描かれます。
人物一人ひとりの内面に寄り添う、奥行きある人間ドラマを味わいたい方にぴったりです。
物語としての完成度が高く、さまざまな角度から楽しめる「ラスト・キングダム」。 どれかひとつでも当てはまる方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。 きっと物語の世界に惹き込まれるはずです。
ドラマ「ラスト・キングダム」の視聴方法や配信プラットフォーム

ドラマ「ラスト・キングダム」は、シーズン1からシーズン5までの全シリーが、Netflix(ネットフリックス)で独占見放題配信されています。
- 定期配信動画
Netflixでは、ドラマ「ラスト・キングダム」を追加料金なしで視聴することができます。 - レンタル・購入
ドラマ「ラスト・キングダム」をレンタルすることができる動画配信サービスはありません。
配信状況は時期によって変更される可能性があるため、最新情報は各プラットフォーム、またはJustWatchで確認してください。
JustWatchについては「JustWatchアプリの使い方と活用法」にて詳しく解説しています。
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ドラマ「ラスト・キングダム」の評価と総評

「ラスト・キングダム」は、単なる歴史ドラマや娯楽作品の枠を超えた、深く心に残る作品だと感じました。
とくに印象的なのは、バーナード・コーンウェルの原作小説に基づく脚本の完成度の高さです。
イングランド統一という大きな歴史の流れを、主人公ウートレッドという一人の男の視点で描くことで、歴史に不慣れな視聴者でも自然と物語に引き込まれていきます。
ウートレッドは、正義の味方として完璧な英雄ではありません。
短気で過ちも犯す人物ですが、仲間や信念を大切にする姿勢が多くの共感を呼びます。
そうした人間らしい弱さと強さが描かれているからこそ、彼の苦しみや喜びが心に響き、最後まで彼の運命を見届けたくなるのだと思います。
彼の周囲にも、アルフレッド大王をはじめとした善悪で割り切れない複雑な人物たちが登場します。
誰もが自分なりの正義と信念を持ち、葛藤しながら生きる姿は、現代に通じるテーマとして多くの示唆を与えてくれました。
映像面でも、9世紀のイングランドをリアルに再現した風景や生活描写、緊張感あふれる戦闘シーンが物語の世界をより深く支えています。
とくに「盾の壁(シールド・ウォール)」と呼ばれる戦術を再現した場面は臨場感に満ち、まるで自分が戦場にいるかのような没入感が味わえました。
これまでアルフレッド大王やヴァイキングの時代を描いた作品は何本か観てきましたが、その中でも本作は群を抜いて完成度が高く、物語に引き込まれる要素に満ちていました。
シーズンが進むごとに登場人物たちの思惑や陰謀が交錯し、戦いだけでなく人間ドラマの面白さにもどんどん引き込まれていきました。
歴史を知るきっかけにもなり、人間の本質に触れ、心を揺さぶる。
そして迫力ある映像で視覚的にも魅せる。
すべてが高い水準で融合している作品です。
まだ観ていない方には、ぜひ一度この物語の世界に触れてみてほしいと思います。
ウートレッドの人生を追いながら、きっとあなた自身の「何か」にも気づけるはずです。
ドラマ「ラスト・キングダム」の関連情報

Netflixオリジナルドラマ「ラスト・キングダム」は、壮大なスケールで描かれる歴史と戦いの物語です。
その魅力は本編だけにとどまらず、舞台裏やキャストの素顔にもあふれています。
今回は、そんな「ラスト・キングダム」の世界をより深く味わえる関連映像をご紹介します。
Making Of THE LAST KINGDOM Season 5: Best Of Behind The Scenes, On Set Bloopers & Funny Cast Moments
シーズン5の撮影風景をまとめたメイキング映像では、主演のアレクサンダー・ドレイモンをはじめとするキャスト陣の真剣な演技や、現場での和やかな雰囲気が収められています。
リハーサルの様子やNG集など、本編では見られない一面を楽しめます。
※音声は英語のみですがこだわりや雰囲気が伝わってきます。
A Day In The Life Of.. Alexander Dreymon (Volume II) | The Last Kingdom
雨を降らせる機材の中で戦い、演技に打ち込む姿に迫る一日密着映像です。
主演としてシリーズを支えるドレイモンの情熱とこだわりが伝わってきます。
制作の裏にあるリアルな努力に触れることができます。
※音声は英語のみですがこだわりや雰囲気が伝わってきます。
Alexander Dreymon | Behind The Scenes | The Last Kingdom S1
シーズン1の制作時に収録された映像では、衣装やメイクの過程が紹介されています。
どのようにして登場人物の風貌が作られているのか、番組の世界観を支える工夫がよくわかります。
ファンなら見逃せない貴重な内容です。
※音声は英語のみですがこだわりや雰囲気が伝わってきます。
「ラスト・キングダム」は、壮絶な戦いや政治の駆け引きだけでなく、制作陣とキャストが一丸となって作り上げた熱量の高い作品です。
こうした舞台裏映像を観ることで、作品への理解と愛着がさらに深まります。
本編を見終えた方も、これから観ようという方も、ぜひ一度チェックしてみてください。
ドラマ「ラスト・キングダム」の類似作品の紹介

「ラスト・キングダム」に心を奪われた方には、同じように歴史を背景にした重厚な物語や戦い、人物の葛藤が描かれる作品もオススメです。
以下にご紹介する作品は、それぞれ異なる視点から歴史や人間のドラマを描いていて、「ラスト・キングダム」で感じた興奮や感動をもう一度味わいたい方にぴったりです。
- 「ヴァイキング 〜海の覇者たち〜」(2013年〜)
北欧の伝説的な戦士ラグナル・ロズブロークとその息子たちの戦いや航海を描いた歴史ドラマです。
「ラスト・キングダム」がサクソン人側の視点で描かれているのに対し、本作はデーン人。
つまりヴァイキングの視点で展開されるのが特徴です。
北欧神話やヴァイキング文化を深く知ることができ、両作をあわせて観ることで、より立体的に当時の時代背景を理解できます。 - 「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011年〜2019年)
架空の七王国を舞台にした壮大な権力闘争を描く超大作です。
ファンタジー要素はありますが、誰がいつ裏切るかわからない重厚な人間関係、容赦のない展開、戦略と裏切りに満ちた物語は「ラスト・キングダム」に通じるものがあります。
先の読めないストーリーに惹き込まれる方には、とくにオススメです。 - 「ナイトフォール ―悲運の騎士団―」(2017年〜)
14世紀のテンプル騎士団を描いた作品で、聖杯を巡る信仰の物語と、政治の陰謀が絡み合う中世の混乱を描いています。
騎士たちの誇りや裏切り、信仰に揺れる姿を描いていて、宗教や中世ヨーロッパの歴史に興味のある方には満足度の高い一作です。
これらの作品を通して、「ラスト・キングダム」が描いた時代の周辺や異なる文化圏の視点にも触れることができます。
ひとつの歴史ドラマを観るだけでは味わえない、より深い歴史世界への旅をぜひお楽しみください。
ドラマ「ラスト・キングダム」のよくある質問

- 「ラスト・キングダム」に続編はありますか?
- ドラマ本編はシーズン5で完結しています。
その後の物語は、2023年に配信された長編映画「ラスト・キングダム:死すべき7人の王」で描かれ、ウートレッドの物語に正式な幕が下ろされました。
主人公の結末を見届けたい方は、ぜひ映画版をご覧ください。
- イングランドの歴史に詳しくなくても楽しめますか?
- まったく問題ありません。
物語はウートレッドという一人の男の視点で進むため、難しい歴史の知識がなくても自然と物語に惹き込まれます。
彼と共に時代を生きるような感覚で、歴史を体験できます。
むしろ「このドラマで初めてイングランドの成り立ちに興味を持った」という声も多く寄せられています。
歴史を知るきっかけとしても、とてもオススメできる作品です。
- 原作小説とドラマには違いがありますか?
- いくつかの違いがありますが、基本的な流れは原作に忠実です。
ドラマはバーナード・コーンウェルの小説「The Saxon Stories」シリーズをもとに制作されていますが、長編を映像化する過程で、一部の出来事が省略されたり、人物設定に変更が加えられたりしています。
たとえば、ウートレッドの恋愛関係や戦いの描写など、映像作品としての見せ場を意識した脚色も見られます。
ただし、物語の本質である歴史の流れやテーマは、しっかりと原作を踏まえて描かれています。
まとめ
この記事では、壮大な歴史ドラマ「ラスト・キングダム」の魅力を、さまざまな角度からご紹介してきました。
物語の骨格や登場人物、映像美、視聴者の反応まで幅広く触れた上で、とくに注目すべきポイントは以下の通りです。
- 物語の舞台は9世紀のイングランド。 サクソン人として生まれ、デーン人に育てられた主人公ウートレッドの波乱の人生を描いています。
- イングランド統一という歴史の流れと、民族/信仰/忠誠のはざまで揺れる個人の葛藤が丁寧に描かれています。
- アレクサンダー・ドレイマン演じるウートレッドを中心に、魅力あふれるキャラクターたちが物語に厚みを加えています。
- 戦の迫力と臨場感、そして中世の生活を再現したリアルな映像美が作品全体の世界観を引き立てています。
「ラスト・キングダム」は、ただの歴史アクションにとどまらず、深い人間模様と感情のうねりを体感できる重厚なドラマです。
もしこの記事を通して少しでも興味を持たれたなら、ぜひ一度ご覧になってみてください。
ウートレッドの運命を見届ける旅は、きっと忘れられない体験になるはずです。
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