2003年に公開された「マトリックス リローデッド」は、1999年の大ヒット作「マトリックス」の続編として登場しました。
監督は前作に続きウォシャウスキー兄弟。
主演のキアヌ・リーブスをはじめ、ローレンス・フィッシュバーンやキャリー＝アン・モスといった主要キャストが引き続き出演しています。
物語は、人類とマシンの戦いがさらに激化する中で、ネオの能力が進化し、新たな敵が登場する展開へと進みます。
人類最後の砦・ザイオンの運命をかけた壮大な戦いが繰り広げられ、前作を超えるスケールの物語が展開されます。
本作の大きな魅力のひとつが、映像表現の進化です。
前作を上回る迫力のアクションシーンが次々と登場し、とくに話題となったのが高速道路でのカーチェイス。
圧倒的なスピード感とリアルな映像表現は、多くの観客を魅了しました。
さらに、物語の奥深さも見どころのひとつです。
人間の自由意志とは何か、選択の意味とは何か？
現実と仮想の境界を探る哲学的なテーマが作品全体に散りばめられています。
アクションの迫力だけでなく、観る者に深い考察を促す点も「マトリックス リローデッド」の魅力といえるでしょう。
「マトリックス リローデッド」は、SFアクション映画としての娯楽性と、思索を誘う深い主題を併せ持つ作品として、多くのファンを魅了し続けています。
この記事では、本作の魅力を徹底解説します。
キャストやあらすじはもちろん、演出の意図や視聴者の評価についても紹介します。
映画「マトリックス リローデッド」の基本情報
| 公開日 | 2003年5月15日（アメリカ） |
| 監督 | ウォシャウスキー兄弟 |
| 主要キャスト | キアヌ・リーブス（ネオ役）、ローレンス・フィッシュバーン（モーフィアス役）、キャリー＝アン・モス（トリニティ役）、ヒューゴ・ウィーヴィング（スミス役） |
| ジャンル | SF、アクション |
| 上映時間 | 138分 |
| 配給会社 | ワーナー・ブラザース |
映画「マトリックス リローデッド」のあらすじ
「マトリックス リローデッド」は、前作から半年後の世界を舞台にした物語です。
人類最後の砦であるザイオンには、25万ものセンチネル（マシンの兵士）が迫っていました。
ネオ／トリニティ／モーフィアスは、人類を救う手がかりを求めて、再びマトリックスの世界へと足を踏み入れます。
彼らの使命は、「キーメーカー」と呼ばれる存在を見つけ出すことでした。
キーメーカーは、マシンのシステムへのアクセスを可能にする鍵を握っており、ザイオンの防衛に重要な役割を果たします。
しかし、その道のりは険しく、彼らの前には強大な敵が待ち受けていました。
そのひとりが、エージェント・スミスです。
かつてネオによって倒されたスミスは、マトリックスの制御を離れ、自らの意思で行動する存在となっていました。
さらに、驚異的な進化を遂げたスミスは、新たな能力を得て、ネオたちの前に立ちはだかります。
一方、現実世界でも事態は緊迫していました。
ザイオンの指揮官ロックは、迫りくるマシン軍に対抗するため、防衛準備を進めます。
しかし、モーフィアスは預言を信じ、ネオこそが人類を救う「選ばれし者」だと確信していました。
そんな中、ネオはマトリックスの創造者である「アーキテクト」と対峙し、驚くべき真実を知ります。
実はマトリックスは何度も作り直されていて、ネオ自身もそのシステムの一部として設計されていたのです。
アーキテクトはネオに二つの選択を迫ります。
マトリックスをリセットしてザイオンを再建するか、それともトリニティを救うために戻るか？
ネオは迷わずトリニティを救うことを選び、彼女の元へ向かいます。
やがてネオは、現実世界でセンチネルを倒す新たな力を発揮します。
しかし、その直後、彼は昏睡状態に陥ってしまいます。
本作は、運命と自由意志の関係や現実と仮想の境界といった哲学的なテーマを、物語全体に深く織り交ぜています。
スリリングな展開と深遠なメッセージが交差する「マトリックス リローデッド」は、観る者に強い印象を残す作品です。
映画「マトリックス リローデッド」のキャスト・キャラクター紹介
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キアヌ・リーブス（ネオ役）
ネオは「選ばれし者」として、人類の未来を背負う存在です。
本作では、その能力がさらに覚醒し、マトリックス内で圧倒的な戦闘力を発揮するだけでなく、現実世界でも新たな力を見せます。
これは、彼がマトリックスとより深くつながることで可能となった能力です。
キアヌ・リーブスは、この役を通じてネオの内面的な葛藤や成長を見事に表現。
アクションシーンでは、華麗な動きと力強さが際立ち、観客を圧倒します。
彼の演技があったからこそ、ネオはただの戦士ではなく、精神的な強さを兼ね備えたカリスマ的な存在として描かれました。
ローレンス・フィッシュバーン（モーフィアス役）
モーフィアスは、ネオを「選ばれし者」と信じ続ける指導者の一人です。
反マシン組織の中心的存在であり、確固たる信念を持ち、人類を導こうとします。
ローレンス・フィッシュバーンは、モーフィアスに威厳とカリスマ性を与え、観る者に強い印象を残しました。
彼の演技は、リーダーとしての堂々たる姿勢だけでなく、信念を貫く強さや人間味も感じさせます。
モーフィアスの言葉は常に力強く、その存在は物語の重要な軸となっています。
キャリー＝アン・モス（トリニティ役）
トリニティは、ネオの恋人であり、優れた戦士でもあります。
冷静沈着でありながら、愛する人を守るためには命を懸ける情熱を持っています。
キャリー＝アン・モスは、このキャラクターを圧倒的な存在感で演じました。
スタントをほぼ自らこなし、息をのむようなアクションシーンを披露。
鋭い眼差しとしなやかな動きで、トリニティの強さと美しさを見事に表現しています。
彼女の演技によって、トリニティは単なるヒロインではなく、物語に欠かせない重要な存在となりました。
ヒューゴ・ウィーヴィング（スミス役）
スミスは、かつてマトリックスを管理していたエージェントでしたが、今作では制御を離れ、より恐ろしい存在へと進化します。
新たな能力を手に入れ、ネオたちに執拗に襲いかかります。
ヒューゴ・ウィーヴィングは、スミスを単なる悪役ではなく、冷酷さの中に皮肉めいたユーモアを織り交ぜた独特のキャラクターとして演じています。
彼の淡々とした話し方や不気味な動きは、スミスの異様な恐ろしさを際立たせ、観客に強烈な印象を与えます。
「マトリックス」シリーズにおいて、スミスはまさに象徴的な悪役であり、ヒューゴ・ウィーヴィングの存在なくして語ることはできません。
映画「マトリックス リローデッド」の監督・制作チームの紹介
「マトリックス リローデッド」は、圧倒的な映像美と深いテーマ性で多くの観客を魅了した作品です。
その成功を支えたのは、才能あふれる監督や制作チームの存在でした。
ここでは、本作を手がけた主要なメンバーを紹介します。
監督を務めたのは、ウォシャウスキー兄弟（当時）です。
彼らは前作「マトリックス」に続き、今作でも独創的なビジュアルと奥深いストーリーを融合させました。
複雑な物語構造や哲学的なテーマを映像表現で巧みに描き出す手腕は、多くの映画ファンから高く評価されています。
「クラウド アトラス」（2012年）や「ジュピター」（2015年）など、他の作品でもその才能を発揮し、独特の世界観を作り上げてきました。
撮影監督はビル・ポープが担当しました。
前作に続き、ダイナミックなアクションシーンや美しい映像を作り上げています。
本作では、より複雑で大規模な戦闘シーンを見事に映像化し、緊張感あふれるシーンを生み出しました。
とくに、高速道路でのカーチェイスは、その映像美と迫力で観客を圧倒しました。
視覚効果の総指揮を執ったのはジョン・ガエタです。
彼は前作で「バレットタイム」という革新的な撮影技術を生み出し、映画界に大きな影響を与えました。
「マトリックス リローデッド」では「バレットタイム」に続き、「バーチャル・シネマトグラフィー」や「ユニバーサル・キャプチャ」などの技術を進化させました。
ネオとスミスの壮絶な戦闘シーンや、仮想世界の圧倒的なビジュアルは、彼の手腕によるものです。
音楽を担当したのはドン・デイヴィスです。
前作に続き、オーケストラと電子音楽を融合させた独特のサウンドを作り出しました。
戦闘シーンでは緊迫感を高め、静かな場面では登場人物の感情を際立たせる音楽を提供し、映画全体の雰囲気をより引き立てています。
プロデューサーはジョエル・シルバーです。
「ダイ・ハード」シリーズ（1988年〜）や「マトリックス」シリーズ（1999年〜）など数々のアクション映画を手がけてきた彼のプロデュースによって、「マトリックス リローデッド」は前作を超えるスケールの作品となりました。
彼の経験と手腕がなければ、この壮大なプロジェクトを成功に導くことはできなかったでしょう。
こうした優れた才能が結集し、「マトリックス リローデッド」は唯一無二の映画となりました。
映像、音楽、ストーリーのすべてが融合し、観る者を魅了する作品へと仕上がったのです。
映画「マトリックス リローデッド」の映画の見どころ
迫力ある映像技術とアクション
「マトリックス リローデッド」では、映像技術の進化がアクションの迫力をさらに引き上げています。
特殊な撮影技術によって、高速撮影やアンダークランクを用いてダイナミックなアクションシーンがに独特の動きを生み出しています。
この技術により、アクションの緊張感が増し、よりダイナミックな映像が展開されます。
また、高速道路でのカーチェイスは、スピード感とアクロバットな動きが組み合わさった印象的なシーンです。
銃撃戦や接近戦が次々と繰り広げられ、緊迫した空気の中でキャラクターたちが壮絶な戦いを繰り広げます。
さらに、ネオが強敵と対決する場面では、驚くべき演出が加えられ、これまでにないスケールの戦闘が描かれています。
広がる世界観と深まる物語
前作以上に物語が複雑になり、現実世界と仮想空間がどのように結びついているのかがより詳しく描かれます。
自由意志と運命、現実と仮想の境界といったテーマがより深く掘り下げられ、主人公の選択が重要な意味を持つ展開となっています。
また、新たな舞台やキャラクターの登場により、物語のスケールが拡大します。
現実世界の人々の生き方や、マトリックスのシステムの秘密が少しずつ明かされることで、観る者の想像を超えた展開が続きます。
これにより、単なるアクション映画ではなく、奥深いストーリーを楽しむことができる作品となっています。
成長するキャラクターと新たな脅威
本作では、ネオがさらなる成長を遂げ、前作以上に大きな力を発揮します。
自身の能力を深く理解しながらも、その力の意味について葛藤する姿が描かれ、彼の内面的な変化が物語の大きなポイントとなっています。
また、新たな敵として登場する存在は、これまでにない特殊な能力を持ち、予測不能な戦闘を繰り広げます。
これにより、アクションのスタイルにも新たな変化が加わり、より緊張感のある展開が生まれます。
さらに、前作から続く強敵も進化を遂げ、主人公にとってさらなる試練となります。
映画「マトリックス リローデッド」の考察とテーマ
現実と仮想の境界が揺らぐ世界
「マトリックス リローデッド」では、現実世界と仮想世界の境界がさらに曖昧になっています。
仮想世界「マトリックス」で起きた出来事が、現実にも影響を及ぼす場面が描かれ、観客に「現実とは何か？」という疑問を投げかけます。
とくに、ある人物が現実世界に侵入するシーンは、その境界が完全に崩れ始めていることを示唆しています。
この描写を通じて、私たちが見ている世界の本質について考えさせられる仕掛けが施されています。
自由意志と運命のはざまで
本作では、自由意志と運命というテーマが大きく扱われています。
ある重要な対話の中で、ネオは「選択」という行為について深く問われます。
すべての選択はあらかじめ決められているのか、それとも人間には本当の意味での自由があるのか？
この問いかけが物語の核心となっています。
ネオは、自らの意思で重要な決断を下しますが、その行為自体が運命の一部である可能性も示唆されます。
運命に縛られながらも、なお自由意志を行使できるのかというテーマが、物語全体を貫いています。
人間の感情と合理的な論理の対立
作中では、人間の持つ感情が、冷徹な論理とどのように衝突するのかが描かれています。
機械的な思考を持つ登場人物たちは、すべての行動を因果関係のもとに整理し、論理的な選択を取ろうとします。
しかし、ネオやトリニティは、理屈では説明できない感情や信念によって行動しようとします。
愛や希望といった非合理的とも言える要素が、機械には理解できない人間の本質であることが強調され、物語に深みを与えています。
何度も繰り返される世界とその変革
「マトリックス リローデッド」というタイトルが示すように、本作ではマトリックスの世界が何度も作り直されてきたことが明かされます。
過去に何度も崩壊し、そのたびに新たに構築されてきた世界。
その歴史を知ったネオは、システムに組み込まれた運命に従うのではなく、新しい未来を切り開こうとします。
この決断は、果たして正しいのか？
それともまた、新たな循環の始まりなのか？
観る者に深い思索を促します。
人間にしか持ちえない「希望」という力
物語の中で、ある人物は「希望」を幻想に過ぎず、人間の弱さであると語ります。
しかし、希望こそがネオを突き動かし、彼を支える人々の原動力となっています。
希望とは、合理的な計算では説明できないものですが、それこそが人間らしさを象徴する要素として描かれています。
本作では、機械には理解できない人間の感情が、どのように未来を変えていくのかが丁寧に描かれています。
「マトリックス リローデッド」は、壮大なアクションとともに、哲学的な問いを観る者に投げかける作品です。
現実とは何か？
自由意志とは何か？
人間の本質とは何か？
映画を観たあとも考えさせられるテーマが詰め込まれています。
映画「マトリックス リローデッド」の評価と総評
「マトリックス リローデッド」は、2003年に公開されたSFアクション映画で、前作「マトリックス」の続編にあたります。
本作は、映像技術の革新とスリリングなアクションで多くの観客を魅了しましたが、物語の複雑さが評価を分けるポイントとなっています。
最大の見どころは、圧倒的な視覚効果と迫力あるアクションシーンです。
とくに、高速道路で繰り広げられるカーチェイスは、映画史に残る名シーンとして高く評価されています。
CG技術と実写のスタントを組み合わせた映像は、今なお見劣りしない完成度を誇っています。
一方で、物語の内容は前作よりもさらに複雑になり、批評家や観客の間で「難解すぎる」との意見もあります。
とくに、アーキテクトの説明シーンは理解しづらい部分として指摘されることが多いです。
本作は三部作の中間に位置する作品であり、物語が次作へと続く構成になっています。
そのため、単体での完結感は薄いものの、シリーズ全体の流れを理解するうえでは欠かせない作品です。
興行面では、公開初週に北米で1億3500万ドルを記録し、当時の5月公開作品としては最高のオープニング成績を収めました。
また、視覚効果は非常に高く評価され、高速道路のチェイスシーンは現在でもVFX技術の象徴的なシーンとして高く評価されています。
20年以上が経過した現在でも、本作の映像美と独創的な世界観は色褪せることなく、多くの映画ファンを魅了し続けています。
とくに、「マトリックス」シリーズのファンやSFアクション映画が好きな方にとって、本作はぜひ観ておきたい一本といえるでしょう。
映画「マトリックス リローデッド」のオススメの視聴者
「マトリックス リローデッド」は、アクションと哲学的要素が融合した作品で、多くの映画ファンにとって見どころの多い一作です。
とくに、以下のような方にオススメです。
- SFアクション映画が好きな方
本作は、最先端の映像技術とダイナミックなアクションが魅力です。
とくに、高速道路でのカーチェイスシーンは、映画史に残る名場面として高く評価されています。 - 「マトリックス」シリーズのファン
前作「マトリックス」の続編として、仮想世界「マトリックス」の謎がさらに深く掘り下げられます。
シリーズ全体の理解を深めるうえでも欠かせない作品です。 - 複雑なストーリーや哲学的テーマを楽しめる方
本作では、自由意志と運命、現実と仮想の境界といったテーマが描かれています。
思索を楽しめる方にとっては、興味深い内容となっています。 - 映像技術やCGに関心がある方
2003年当時の最先端技術を駆使した映像表現は、現在でも色あせることなく、圧倒的な迫力を誇ります。
視覚効果の進化を感じたい方にはとくにオススメです。 - キアヌ・リーブスのファン
主演のキアヌ・リーブスが演じるネオのアクションシーンは、前作よりもさらに進化。
彼の魅力を存分に味わうことができます。
なお、本作は三部作の中間に位置する作品です。
そのため、より楽しむためには、前作「マトリックス」を視聴してから観ることをオススメします。
映画「マトリックス リローデッド」の視聴方法や配信プラットフォーム
映画「マトリックス リローデッド」は以下の動画配信サービスで観ることができます。
- 定期配信動画
Amazonプライムビデオ／U-NEXT／hulu／Netflixでは、映画「マトリックス リローデッド」を追加料金なしで視聴することができます。 - レンタル・購入
TELASA／FODプレミアム／AppleTV+では、映画「マトリックス リローデッド」をレンタルすることができます。
配信状況は時期によって変更される可能性があるため、最新情報は各プラットフォーム、またはJustWatchで確認してください。
JustWatchについては「JustWatchアプリの使い方と活用法」にて詳しく解説しています。
映画「マトリックス リローデッド」の関連情報
「マトリックス」シリーズの第2作目として2003年に公開された「マトリックス リローデッド」。
前作以上に進化した映像技術と、さらに深まるストーリーが世界中のファンを魅了しました。
ここでは、映画の制作秘話やサウンドトラック、ゲームなど、作品をより深く楽しむための関連情報をご紹介します。
Making of MATRIX RELOADED (2003) Keanu Reeves Laurence Fishburne
映画制作の舞台裏を知ることで、作品の奥深さをよりいっそう感じることができます。
キャストやスタッフがどのように撮影に挑んだのか、特撮技術の進化とともに見どころを紹介します。
主演のキアヌ・リーブスやローレンス・フィッシュバーンが撮影に挑む姿が映されたメイキング映像。
アクションシーンや特殊効果の裏側を知ることで、映画の完成度の高さが改めて実感できます。
※英語のみですが雰囲気は伝わってくる動画です。
The Matrix Reloaded | Documentaries: PRELOAD | Warner Bros. Entertainment
映画制作の裏話や、撮影のエピソードをキャストやスタッフが語るインタビュー映像。
彼らの情熱がどのように作品へと反映されたのかが垣間見えます。
※英語のみですが雰囲気は伝わってくる動画です。
The Matrix Reloaded (2003) – Behind The Highway Fight Scene – Before/After VFX
映画を象徴する名シーンのひとつ、ハイウェイでのカーチェイス＆戦闘シーンの舞台裏。
CGと実写がどのように融合し、圧巻の映像美が生み出されたのかが分かる貴重な映像です。
※英語のみですが雰囲気は伝わってくる動画です。
マトリックス リローデッド 特別版 [DVD]
映画のすべてを自宅でじっくり楽しめるDVDも登場しています。
前作から4年ぶりに公開された本作では、さらなる進化を遂げた映像美と、壮大なストーリーが展開されます。
マトリックス リローデッド サウンドトラック
本作の世界観を音楽で体験したいなら、オリジナル・サウンドトラックがオススメです。
前作に続き、ヘヴィ・ロックとテクノ系の楽曲が印象的な構成になっていて、映画の緊迫感をそのまま感じることができます。
ENTER THE MATRIX (Playstation2)
映画の世界観をゲームで再現した「ENTER THE MATRIX」は、ファン必見の作品です。
本作は映画と完全連動したオリジナルストーリーを採用し、映画と同じキャストが登場することで、さらに深く「マトリックス」の世界を楽しめます。
「マトリックス リローデッド」は、アクション／映像美／ストーリーすべてが進化を遂げた作品です。
映画をより深く楽しむために、舞台裏映像や音楽、ゲームなど、多方面から作品の魅力に触れてみてください。
映画「マトリックス リローデッド」の類似作品の紹介
「マトリックス リローデッド」が好きな方にオススメの類似作品を紹介します。
仮想現実や哲学的なテーマ、迫力あるアクションが楽しめる作品を厳選しました。
- 「インセプション」（2010年）
クリストファー・ノーラン監督によるSF映画。
夢の中の世界を舞台にした物語で、複雑な夢の世界が「マトリックス」と共通しています。
深い思索を促すストーリーと視覚的な美しさが魅力です。 - 「マトリックス レボリューションズ」（2003年）
「マトリックス」シリーズの完結編であり、「リローデッド」の続編。
ネオと機械軍との最終決戦が描かれ、シリーズ全体の壮大な結末を見届けることができます。
哲学的なテーマやサイバーパンクの世界観をより深く堪能したい方にオススメです。 - 「アイランド」（2005年）
クローン技術をテーマにしたSFアクション映画。
閉ざされた施設で暮らす人々が、ある日、自分たちの存在の真実に気づき、脱出を試みます。
現実と虚構の境界が揺らぐ設定が、「マトリックス」のテーマと共鳴しています。 - 「トロン」（1982年）
コンピュータの仮想世界に閉じ込められた主人公が脱出を試みる物語。
デジタル世界を舞台にした先駆的な作品で、バーチャルリアリティやサイバーパンクの要素が「マトリックス」と共通しています。
これらの作品は、「マトリックス リローデッド」と同じく、視覚的な革新性や深いテーマ性を持つSF映画です。 仮想現実や運命と自由意志の葛藤を描いた作品が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
映画「マトリックス リローデッド」のよくある質問
- 「マトリックス リローデッド」のストーリーは？
- 本作では、人類最後の砦「ザイオン」が機械軍「センチネル」の侵攻に直面します。
その危機を前に、主人公ネオは仮想世界「マトリックス」の秘密を探りながら、人類を救うための戦いに挑みます。
オラクルやキーメーカーといった重要なキャラクターが登場し、ネオの選択が物語の鍵を握ります。
- Q2: 「マトリックス リローデッド」はどの順番で観るのが良い？
- 「マトリックス」シリーズは公開順に観るのがオススメです。
順番は以下の通りです。
「マトリックス」（1999年）
「マトリックス リローデッド」（2003年）
「マトリックス レボリューションズ」（2003年）
「マトリックス レザレクションズ」（2021年）
- エージェント・スミスの役割は？
スミスは前作でネオに倒されましたが、今作ではマトリックスの管理システムから独立した存在となります。
さらに、他者をコピーして増殖する能力を手に入れ、ネオの最大の敵として立ちはだかります。
- 「ザイオン」は何度も滅びていると聞いたが、どういう意味？
- ザイオンは過去に5回滅ぼされていて、そのたびに「救世主プログラム」によって新たなマトリックスが作られてきました。本作では、ネオがその運命に逆らい、ザイオンの未来を変えようとします。
ザイオンは過去に5回滅ぼされていて、そのたびに「救世主プログラム」によって新たなマトリックスが作られてきました。本作では、ネオがその運命に逆らい、ザイオンの未来を変えようとします。
- 「マトリックス リローデッド」の続編は？
- 直接の続編は「マトリックス レボリューションズ」で、ネオの物語が完結します。
また、2021年に公開された「マトリックス レザレクションズ」は、シリーズ全体の新たな展開を描く続編となっています。
- キアヌ・リーブスはどのくらい武術訓練をしたの？
- 本作の撮影前に約6か月間、カラテや武術の特訓を受けています。
さらに、映画で使用されるワイヤーアクションの90%を自ら演じるほどの鍛錬を積みました。
まとめ
「マトリックス リローデッド」は、革新的な映像技術と深い哲学的テーマを融合させた作品です。
アクション映画としての迫力だけでなく、観る者に考察を促す要素も多く含まれています。
本作の主なポイントをまとめました。
- 高速道路でのカーチェイスや、360度のカメラワークを可能にしたバーチャルフォトグラフィ技術が見どころです。
最先端の映像表現が、リアリティのあるアクションシーンを生み出しました。 - 自由意志と運命の対立、現実と仮想の境界といったテーマが描かれています。
とくに、ネオとアーキテクトの対話シーンでは、マトリックスの真実が明かされ、観る者に問いを投げかけます。 - ネオとトリニティの絆がより強く描かれ、モーフィアスとザイオンの指揮官ロックの対立が物語に緊張感をもたらします。
キャラクター同士の関係性が、物語の軸として重要な役割を果たしています。 - 人類最後の砦ザイオンの全貌が描かれ、シリーズの世界観が大きく広がります。
とくに、ザイオンでの祭りのシーンは、人類の希望と絶望が交錯する印象的な場面です。
これらの要素が組み合わさることで、本作は単なるSFアクション映画にとどまらず、観る者の思考を刺激する作品としても評価されています。
映像美と哲学的テーマが融合した「マトリックス リローデッド」を、ぜひ改めて体験してみてください。
